?--
小さな補足
--
??--
通常の補足
--
???--
重要な補足
--
??
軽い補足
??
???
重い補足
???
?? 折りたたみ ^
折りたたまれる補足
??
点検・まとめをして注意補足記法実装はいったん終了。十分使えるものにはなったので,ラベル・アイコン対応は後回しにする(注意補足記法の様子)。
結局,注意補足記法は以下のような形になった(「注意補足記法が出来ました!」より)。
<!--
これは編集用コメントです。表示されません。
-->
!--
*これは小さな注意書きです*(`!` で開始)。目立たせる必要のない義務的な表示などに向きます。
--
!!--
*これは普通の注意書きです*(`!!` で開始)。軽い警告などに適しています。
--
!!!--
*これは重い注意書きです*(`!!!` で開始)。重要事項などの表示に適しています。
--
!?--
*これは普通の補足です*(`!?` で開始)。読み飛ばしても構わない程度の補足に適しています。
--
!??--
*これはより有用な補足です*(`!??` で開始)。推奨事項やヒントなどの表示に適しています。
--
当時詳しく書いている暇がなかったが,この方針は2月27日の開発でまとまったものだ。
注意記法・補足記法に関しては当初 !
か ?
だけで書き分けるつもりだった(1月24日16歩)が,いざ ?
だけを並べて書くと,補足というより疑問点を書き込んでいるように見えてしまうことに気付いた。最初は一律 !
にする方が ?
を加えても「気付き」「発見」のような意味合いが感じられ補足記法に調和すること,編注記法からの派生であることがより分かりやすいこと,小さな注意書きと小さな補足の区別の難しさ・役割の重複を避けられることなど,利点が多かった。
結果的に注意記法・補足記法の一体感が強くなったため,名称もとりあえず「注意補足記法」としている。
--?
}{書き分けたい}{?--
}{!--
}{--!
}{輩符}{区別しにくい}...<small>
}{置き換えられる}{補足部区}{注意部区}{一段階目}{希哲16年1月24日4歩}{強調度}{注意記法}...4歩の案を以下のように修正した。強調度に応じて三段階となる(補足記法も同様)。
!--
小さな注意書き
--
!!--
通常の注意書き
--
!!!--
重要な注意書き
--
装体は,23日2歩の案を下敷きに,境界線・背景色無しで font-size: 0.8em
程度にした小書きのものを加える。この場合,一段階目の注意部区・補足部区は装体的に区別出来なくなるが,そもそも小さな注意書き・補足の違いは曖昧なものなので自然といえば自然だ。
そもそも,注意書きは目立つように書かれるものばかりではない,というところに引っかかっていた。
二段階か三段階かは迷ったが,二段階にして後から追加出来なくなるよりは,三段階にして一段階目が無用の長物になる後悔の方が小さい。
当初,記号の数で「重要度」を表すことにしていたが,内容の重要性と装体の目立たせ方は必ずしも一致しないので,「強調度」程度の意味合いにしておくべきかもしれない。
例えばデラング文書では,目次の項目の末尾に <small>----輪郭記法</small>
などと書いているが,これを ?----輪郭記法
に置き換えられるかもしれない。
23日12歩で書いた「小書き括弧記法を使わずに文字を小さくしたいと思うことはたまにあった」とはこのことだったが,あくまでも文字装飾記法の一種である文字サイズ記法やフォント記法で <small>
相当の表現を完全に代替は出来ない。
!--
}{--!
}{役割的}{記法的}{汎用志向}{区別しにくい}{最初の案}...20日4歩の案を以下のように修正した(補足記法は !
を ?
にする)。
!--
軽い注意書き
--
!!--
重い注意書き
--
!!
や ??
から認識する20日4歩の案では,ある程度整えた文章ならともかく,砕けた文章との相性が悪い。チャットや掲示板の投稿くらいの文章では,疑問符・感嘆符だけを並べて感情表現することはある。汎用志向のデラングでは問題だろう。
最初の案から,開始記号・終了記号が区別しにくいため終了記号には区切り線を使うことを考えていたので,自然に区切り線と組み合わせることを考えた。
偶然だが,これが記法的にも役割的にも HTML の込め言 <!-- ... -->
に似ているのに気付いたことも採用への好材料となった。!--
ではなく --!
を使うことも考えていた。
ひょんなことから,予てからの課題だった折り畳み記法が急速にまとまった。
折り畳み記法は,他の部区記法と組み合わせて使える汎用的な記法として実装していくことにした。以下のように,部区の開始行末に ^
を加えることで,その部区(見出しなら階層下の内容)が折り畳まれるようにする。厳密に言えば見出しは階層下の内容を含む部区ではないが,例外的に扱う。
・リストの折り畳み ^
・折り畳まれる項目
* 折り畳む見出し ^
折り畳まれる内容
+{埋め込みの折り畳み K#XXXX} ^
検討中,これがネタバレや NSFW のような閲覧注意の内容に使えそうなことにも気付いた。
補足記法・注意記法についての検討で,終了記号に区切り線(--
)も使えるようにすることを考えた時,以下のように区切り線の亜種として ^^
を使って折り畳めることを示してもいいのではないかと思い付いたことがきっかけだった。
?? 補足
補足内容
^^
この終了記号のように,他の部区にも統一的に応用出来る記法があれば何かと可能性が広がる。そこであれこれ検討してみると,部区の終了記号だけでなく開始記号側にも分かりやすい目印が欲しくなった。むしろそちらの方が自然な場合が多い。
^
に対応する記号なら v
が考えられるが,Cμ などと異なり自然言語を扱うデラングでラテン文字は導入しにくい。日本語はともかく外国語で問題が起きないとも限らない。
何より,下向きの三角形が一般に展開されていることを表す記号なので,折り畳まれている記号として v
を開始記号に添えるのは直感的ではない。となると,<
も >
もデラングではある程度活用の方向性が決まっているので,矢印的に使えそうな ASCII 記号は ^
しかない。
ここで,「行末に ^
」を思いついた。これなら折り畳みの記号としての直感性もあり,他記法とも組み合わせやすい。パンくず記法で「行末に >
」を採用する直前にあった案だが,微妙な違和感があり回避していた。この直感が大当たりだった。
そして終了記号の ^^
とも整合的に見える……と考え出したところで,今度はこっちの問題が気になってきた。まず,日本人の感覚ではぱっと見顔文字に見える。そこで,--
の亜種であることが分かりやすいように --^
を考えてみたが,空行を挟まないと特定の文字を指しているような記号に見える。
そもそも開始行末に1個あれば,特別な終了記号は要らないことに気付くまで時間はかからなかった。結果的に,非常にすっきりした形になった。
昨年6月18日の開発時点からは,以下の2案があった。
++ ラベル
折り畳まれる内容
--
? ラベル
折り畳まれる内容
!
前者がこれまでの最新案で,区切り線の --
と対応させて,++
を使う。ツリーの開閉記号にしばしば +
と -
が使われることに引っかけた案だったが,埋め込み記法(渡括記法)との紛らわしさから現時点での採用は考えにくい。特に最近では ++
を使った行内埋め込み記法を有力視していることもあった。無理に区別出来なくはないが,意味的な整合性を確保するのが難しい。
後者は,補足記法・注意記法の方向性が固まった今となっては採用の余地も皆無だが,当時から今回の検討のきっかけになった補足記法との組み合わせを考えていたことを示す案であり,歴史的な意義を感じさせてくれるものではある。
「気がする」だけで確乎たる根拠があるわけではないです。
一応の理由はあります。
ある文章を折り畳みたい状況を考えると、
「その情報は知識として描き出したいけどその輪郭の中では邪魔」
という場面ではないでしょうか。
その状況って渡括による輪郭埋め込みの一場面として考えられませんかね。
確実に埋め込み先の輪郭の一部をなす要素(だから引き入れとかりんけつでは結びつきが弱すぎる)だけど、実態としては独立的に存在していた方が見通し・都合が良い、という。
個人的な感覚だと、渡括は物凄く大きな概念であり、その膨大な用途の一つに「折り畳み記法を使いたい状況」があるような感じです。