9月3日の開発では見送ることにした添付画像の WebP 統一だが,写真投稿者という立場で改めて検討し,ここで統一してしまうことを決めた。
デライト画像素材などは代替形式を用意することに大したコストはかからないため現状維持として,添付画像に関しては原則として上信時に WebP 変換する。
文字献典を基礎にしていることはデライトの強みなので,ここは割り切り,見れる環境で見てもらえればいい,と写真投稿者という立場でも思えたことが決め手だった。
気になっていたデライト高速化に関する問題をいくつか片付け,出振るいした。結果として大きな体感表示速度の向上が見られた。
やや混乱していた kn cpl
などを整理しながら,離立備立とデバッグ備立を切り分けられるようにした。5月のデバッグ出力整備でデバッグ出力と録出力を切り分けておいたことも奏功し,作業は円滑に進んだ。
これまで,本番環境でも deln.fcgi も libxtd も xpo.Pg もデバッグ出力を無効化していなかった。特に大きな負荷になる要素ではないが,高負荷時の性能低下要因を極力減らしたかった。
精神衛生的な面でも効果が大きかった。長い実験段階を終え,一つの製品として完成に向かうデライトを象徴する出来事のような気がして嬉しかった。
一般用者の自我アイコンも WebP 化を完了し,添付画像を除き,現時点で出来るデライトの WebP 対応は完了した。
先月31日12歩ではすっかり忘れていたが,互換性の問題があるため,当面は元画像と WebP を共存させておくことにした。特に,Safari の対応が遅かったため,まだ WebP への統一は時期尚早だろう。
非対応舞覧の市影は小さく,デライトにおける譜類添付機能もそれほど本質的な付徴ではないため,割り切って無視出来なくもないかとも考えた。いずれにせよ,気になるのはストレージ容量なので,それが問題になるまでは様子見することにした。
輪郭を含むページで無条件に読み込んでいた KaTeX と highlight.js を,必要な場合だけ後縁で出力させるようにした。