{『希哲日記』}{日記}{}{}{希哲17年7月25日}{希哲17年7月24日}{痛いほど}{生かされてきた}{安らかに眠れる}{覆い隠さず}(120)

{希哲17年7月24日の日記 K#F85E/0758-7805}

明日から長期安定体制仕上げ後半戦だが,旧雑務想定より早め片付きそうで,早速気持ち弛緩し始めている


長期安定体制の完成まであと一息という希哲館事業デライトとは対照的に,Twitter崩れ落ちる音が聞こえそうなくらいの混乱ぶりで,ついにTwitter名称語体を「X」に切り替えるそうだ。既存用者気の毒なくらい,ブランディングデザイン観点からは明らかな悪手だが,色々考えさせられた

イーロン・マスクが,センスの権化のような存在だったスティーブ・ジョブズ一部並び称されることにずっと違和感があったのだが,やはりこの人には根本的にセンスがない

X」になんとなく既視感があるなと思ったら,14歳くらいの自分も,「X」のような意味深名前で,漠然と万能凄い司組作りたいというようなことを考えていたからだったことに気付いてしまったイーロン・マスクというは,本当にその辺中2感性何のひねりもなく50過ぎまで持ち続けているのだなと思う難解理解出来ないのではなく,幼さ痛いほど分かってしまう

司組大きく改変されて,Twitter というブランド根想辛うじて表面的に Twitter らしさ保っているだけだなと思っていたところなので,この変更をもって事実上Twitter の終焉」とすべきなのかもしれないとも考えたしいて言えば用者献典依然として残る遺産だが,それも,所有者感性がこれだと腐っていく気しかしない

もっともとっくの昔ゾンビ化していた Twitterそのまま健全化するなんてことは最初から無理な話だったわけで,マスクはその現実覆い隠さず世間突き付けただけとも言えるゾンビになっても騙し騙し生かされてきた Twitter にとっては,ようやく安らかに眠れる良い機会かもしれない。

28日Twitter について追記

{開発}{開発記録}{十分}{悪い意味}{希哲17年1月20日の副日記}{概念的に}{両記法}{とらわれない}{態勢に入っていた}{理解しやすくする}(164)

{希哲17年1月20日の開発 K#F85E/E74C-D455}

全知検索演算子についての検討1歩交度埋め込み記法実装方針検討数式記法含めた概念整理5歩知名デラング対応方針についての検討7歩交度記法対応言語スクリプト動的に追加する方法についての検討12歩など,検討作業よく捗った

実作業も,交度写し取りボタン実装13歩16歩交度埋め込み記法調整などそこそこ捗ったが,特に大きかったのは,交度埋め込み記法数式記法概念整理出来たことだった。

交度埋め込み記法数式記法概念整理

交度埋め込み記法では,対応言語texlatexkatex追加したこれまで katex のみを追加するつもりだったが,意図の明示という観点から使い分けられる方が望ましい例えばKaTeX という実装こだわらず LaTeX書きたいということは十分に考えられる

また,これまで数式記法KaTeX 交度埋め込み記法糖衣構文程度考えていたが,ここで「数式のための TeX 風記法」と位置付け直すことにした。これにより,例えば mhchem などの数式以外応用交度埋め込み記法使うといった使い分け可能になる


Mermaid 対応以後交度埋め込み記法KaTeX対応する機会を窺っていた。これは同記法考案した時点考えていたこと希哲16年2月15日18歩で,いずれ対応するつもりではあったが,30分もあれば十分だろうという実装コストの低さにもかかわらずいまいち気が乗らなかった

数式記法糖衣構文として再定義する,それ以上意義見出せなかった整合性という大義名分はあったが,悪い意味での冗長性加えるような感覚もあり,なんとなくぼんやりしたすっきりしないものを感じていた

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{デラング}{進捗記録}{十分}{進捗}{デライト}{暗証語再発行用メールアドレス}{希哲17年1月12日の開発}{希哲17年1月12日の進捗}{希哲17年1月12日}{現在の暗証語}(138)

{希哲17年1月12日13歩 K#F85E/E74C-1D2C}

進捗時限記録中略

暗証語再設定機能新生全知検索整備戻る前に実装してしまうことにし,方針まとめて終了

これまで一緒に考えること多かった暗証語再発行機能とは切り離す。また,同時に暗証語表示機能実装することにした。


昨日デラング埋め込み記法拡充をしているついでに TwEgaku 対応思いつきTwEgaku手定めをした。その時,暗証語表示機能があるのを見たのがきっかけで,なんとなくデライトでの実装考え始めた

そして今日再設定機能早期実装思いついたが,これは表示機能について考えていたことと関係がありそうだ。

必要性が高実装コストの低い再設定機能実装ここまで遅らせてきたのは,デライトでは特に誤設定危険性が高いからだ。十分に基礎実装信頼性が高まり,再発行機能のような保険ければ,かえって深刻な問題きかねない。しかし,再発行機能実装SMTP 関連実装設定整理必要で,なかなか時間対効果優先順位上げられなかった

デライトの信頼性再設定機能必要性十分に高まったこの時期に,誤設定可能性多少軽減する表示機能背中を押してくれた気がする暗証語の「見えない怖さ」がデライトでは思いのほか大きかったことにも気付かされた


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{開発}{dlt.kitetu.com}{デライト2周年}{}{一段落}{一編}{研究}{}{}{}(600)

{デライトの歩み K#F85E/E74C-09D2}

デライトは,今年の2月13日2周年迎えたばかりの若いサービスだ。しかし,その背景には長い長い歴史がある。詳しく書く書籍数冊分くらいにはなるだ。デライトの完全な成功目前にした良い頃合いなので,駆け足振り返ってみたい

輪郭法閃き

技術としてのデライトは,私が17歳の頃,主に哲学情報学への関心から「輪郭法」を閃いたこと始まる2002年,もう20年前のことだ。デライトにおける輪郭法応用については,「デライトの使い方の考え方」で出来るだけ簡単に解説したつもりだが,本来の輪郭法は,“輪郭という概念中心にした世界の捉え方”であり,哲学用語でいう「弁証法」に近い位置付け概念だ。

このアイデアが,哲学上の理論留まらず極めて実践的で,極めて強大技術になりうることに気付くのに時間はかからなかった。これを応用することで,計算機科学における長年最重要課題解決し,知能増幅(IA)技術の実用化つなげることが出来る参考。すでに IT 産業勢い明らかだった当時,これは“世界史上最大の成功”と“知識産業革命”への道が開けたことを意味していた

さらにアメリカ同時多発テロ事件起こって間もない頃だ。後の英米政治危機世界に広がる社会分断SNS暴走,そして目下のウクライナ侵攻予感させる事件だった。

あらゆる争い背景には,世界の広さ対する人間の視野の狭さと,それによる“心の分断”がある。当時から私はそう考えていた我々は,世界の一部分それぞれ立場から見ている過ぎない立場違えば見える世界違う。その衝突回避出来るとすれば,個々人世界に対する視野広げるしかない。輪郭法応用技術にはその可能性があると感じていた。この考え方現在の KNS という概念つながっている参考

葛藤

この閃き止まるところを知らなかった17歳少年人生観世界観も,何もかも瞬く間に作り替えてしまったこの閃きをどこまで大きく育てられるか,それだけを考える人生になった。適当に金に換えることも出来たかもしれないが,世界にかつてない平和豊かさもたらす手に入れたようなものだ。中途半端な売り物にすることなど,現実には考えられなかった能う限り最高の状態世に出さなくてはならないと思った

もちろん最初はとんでもない宝くじに当たったような気分だった。天にも昇る心地とはこのことだろう。どんな人生の喜びも,この喜びには勝るまい少しばかり時間が経ち,冷静になるにつれ,呪いのような重圧苦しむようになった。

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{開発}{メモサービス}{メモアプリ}{研究}{}{}{一日一文}{デライト}{知能増幅と人工知能}{なぜメモなのか}(280)

{“知能増幅メモサービス”はなぜいま最も重要なのか K#F85E/E74C-CDB9}

人工知能仮想通貨暗号通貨仮想現実仮想世界……等々様々な分野世界的な注目を集める中,これらを凌ぐ潜在力あるにもかかわらずまともに語っているのは私だけなのではないか,と思えてしまう分野がある。それが「知能増幅IA: intelligence amplificationだ。

知能増幅というのは,文字通り工学的に人間知能増幅させることを指す古くからある研究分野だが,人工知能などに比べてその話題性著しく乏しい参考。この言葉に「人体改造」に近い響き感じる多いだろう。実際脳にチップを埋め込む遺伝子を書き換えるといった人体改造的な研究これまでの主流で,まず倫理的課題大きかった倫理的課題大きければ技術的課題解消するための実験などもしにくく,実用段階にある技術存在しなかったデライト登場するまでは古典的な SF域を出ず,語れること大して無かったわけだ。

先日の「デライトの使い方の考え方」で少し触れたように,デライトは,その知能増幅誰でも簡単に触れるメモサービスとして実現した知能増幅メモサービス」であり,「世界初の実用的な知能増幅技術」だ。どのように実現しているかはあの文章ざっと書いたので,今回は,この知能増幅メモサービス意義について書いてみよう思う

知能増幅の世紀

私は,ビッグ・テックGAFAM などと呼ばれる世界最大の企業群Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft合併して「Microappglezonbookマイクロアップグルゾンブック」となり,自分がその経営思うまま出来たらどうするか,という思考実験をすることがある。答えいつも変わらないiPhoneGoogle 検索Windows も,世界最大の SNS世界最大の通販サイトも,何もかも売り払って知能増幅メモサービス開発全てをかける

最近何かと話題イーロン・マスク氏と入れ替わったとしても,やることは同じだ。テスラSpaceXTwitter も,何もかも売り払って知能増幅メモサービス開発全てをかける。ちなみに,氏の事業一つには,まさに脳にチップを埋め込む系の知能増幅技術扱うニューラリンク」があるものの,やはり,他の事業ほど目立った成果もなく,あまり知られていない

つまるところあらゆる分野の中で,「知能増幅」が群を抜いて大きな可能性持っていると私は考えている。これを多くの人理解すれば,21世紀間違いなく知能増幅の世紀」になるだろう。世界初の実用的な知能増幅技術であるデライトは,その嚆矢だ。

知識を生み出す技術

長い前置き似合わず知能増幅メモサービスなぜいま最も重要なのかという本題は,拍子抜けするほど単純明快な話だ。知識最も価値を持つ時代において,最も価値のある知識は「知識を生み出す知識」であり,最も価値のある技術は「知識を生み出す技術」だからだ。まさにそれを研究開発するのが知能増幅という分野だ。そして,知能増幅メモサービスは,最も実現性の高い実際にデライト実現している知能増幅技術なのだ。

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{なんとなく}

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