BackSpace の押しっぱなしで検索語を消そうとした時に一緒に消えないようにしていったん終了。意図せず消してしまうことが多かった。
KeyboardEvent.repeat
というものがあることを知り使ってみた。一部舞覧でなぜか効かないが,概ね上手く行ったのでいったんこれでよしとする。
KeyboardEvent.repeat
}{消えないようにする}{BackSpace}{押しっぱなし}{& ボタン改良}...Aejs_DG_rev
}{長期的視野に立って}{更新方法}...輪郭選り手抜控機能整備を概ね終え,ようやく出振るい出来た。追い追い修正していけばいい程度の軽微な不具合はいくつか見つかったが,抜控機能整備についてはここで一段落とすることにした。
この出振るいにより,中途半端な実装だった輪郭選り手抜控機能に一通りの機能が揃った。下書き抜控一覧も使えるようになり,抜控の把握が容易になった。予てから欲しかった新規描出フォームの消去・復元ボタンも抜控の削除のため追加した。18日の開発で実装した描写拡縮ボタンも使えるようになった。また,周辺の交度整理も大きく進み,理腑としての意義も大きかった。
利便性・信頼性の向上はもちろんのこと,昨年から中途半端な状態で引きずってきた当努が片付いたことによる精神衛生上の効果も大きい。昨年来の他の当努は本格的に着手していないか,着手して間もないので,ここから思考を整理しやすくなる。
抜控機能整備が長引いた最大の原因は,他にやりたいことが多過ぎたことだが,これ自体も決して簡単な作業ではなかった。ただ,この間に設計方針が変わったり深刻な不具合に気付いたりしたので,時間をかけたことで円滑に片付いた面もある。
再描出は知番でいいとして,新規描出の鍵をどうするか,というのは難しい問題の一つだった。昨年7月28日6歩から検索語を鍵に含めるようにして悪くなかったので,基本的にこれを踏襲することにした。ただし,全知検索窓から未送信の検索語まで取っていたため,これを書き換えると意図せず他の抜控を上書きしたり消去してしまう可能性があった(4月28日20歩で書いた消失不具合の原因だろう)。これは求頼文字列から取ることで回避した。
下書き抜控一覧についても,表示条件や領当てなど色々考えることが多かった。検討の結果,再描出下書きは,検索語無しの場合(上部メニュー同様)のみ輪郭一覧の上に表示(画面撮り),新規描出下書きは,他の抜控がある場合のみ新規描出フォームの上に常に表示させることにした(画面撮り)。邪魔になり過ぎない程度に気付きやすい。また,4月10日の開発で決めた通り,一覧は省略などせずにそのまま表示することにした。描写部のように高さ固定することも考えたが,やはり,用合いの複雑化と抜控を溜め込み過ぎる懸念があるため見送った。抜控の溜め込みは性能低下,消失リスクの増大(あるいはそれを補う作業コストの増大)に繋がる。目障りになったら消化するようにしてもらいたい。
一番難しかったのは鍵仕様の設計だった。一応,鍵仕様変更時の更新方法は考えていたが,手間を考えるところころ変えるわけにもいかないので,長期的視野に立って設計する必要があった。これもなんとか落とし所が見つかった。一時,鍵に仕様変更日時を含めることを考えていたが,これは複雑化を招くだけなので廃案とし,Aejs_DG_rev
に判別用の文字列を入れておくことにした。新規描出下書き抜控の鍵には自我知番を含め,自我の切り替えにも対応した。
その他,これまで描写のみ保存していたのを知名にも対応する,消去ボタン・復元ボタンを実装する,などこまごまとした問題を片付ける必要があった。
出振るい後,軽微な不具合がいくつか見つかったが,一番気になったのが,鍵仕様の更新処理の失敗だった。領下で十分な手定めをしたつもりだが,本番環境では一部の鍵が1回の処理で更新出来なかった。結果的に,3回実行する必要があった。開発者通類で localStorage の内容を見ても交度を見返しても心当たりがない。
少し迷ったが,時間が経つにつれ重要性が急速に低下する部分なので,調査は打ち切ることにした。最も使用頻度の高い私や常連用者達が出振るい後も普通に使えていることから,深刻な問題は発生していないと判断した。今後,同様の処理を書く際の注意点として記憶しておく。
朝から絶好調だった。開発もよく捗った。最近,一応7時30分頃には目が覚めるが,ちょっとした家庭の事情もあり,だらだらして10時過ぎから活動を始めることが多かった。今日は久しぶりに早起きしてきびきび過ごせた。これを継続出来れば理想的だ。
やはり,この一週間における心境の変化の分析から,「新生デライトの完成」と「デライトの完全な成功」を切り分けて考えるようになったことが大きい気がする。これまでは心の全体で適度な緊張感を保つことを意識していたが,特に第四次宣伝攻勢以後,これが難しくなったように感じていた。宣伝攻勢開始当初は力み過ぎたような気がしていたが,利楽してみると今度は弛み過ぎるような気がしていた。
それからこれまで,決して悪くはなかったが,思い描いていたように絶好調な日はほとんど無く,調子に波があった。
利楽していいことと緊張感を持つべきこと,極端な二つの問題意識が混在している状況で緊張感を等分しようとすると,必ず過不足が生じる。結果として,疲れ過ぎたり弛み過ぎたりする。要は,心の利素配分の問題だ。
依然として新生デライトへの期待は大きいが,それはそれとして,デライトの完全な成功には予断なく臨むべきだろう。新生デライトの完成はあくまでも通過点だ。その先を意識するようになったことで,新生デライト開発も適度に引き締められている。
この時期にあって非常に大きな気付きだが,一日一文を書いていなければこれも無かったのかと思うと不思議な気分だ。
人工知能,仮想通貨・暗号通貨,仮想現実・仮想世界……等々,様々な分野が世界的な注目を集める中,これらを凌ぐ潜在力があるにもかかわらず,まともに語っているのは私だけなのではないか,と思えてしまう分野がある。それが「知能増幅」(IA: intelligence amplification)だ。
知能増幅というのは,文字通り,工学的に人間の知能を増幅させることを指す。古くからある研究分野だが,人工知能などに比べてその話題性は著しく乏しい(参考)。この言葉に「人体改造」に近い響きを感じる人は多いだろう。実際,脳にチップを埋め込む,遺伝子を書き換えるといった人体改造的な研究がこれまでの主流で,まず倫理的課題が大きかった。倫理的課題が大きければ技術的課題を解消するための実験などもしにくく,実用段階にある技術が存在しなかった。デライトが登場するまでは,古典的な SF の域を出ず,語れることも大して無かったわけだ。
先日の「デライトの使い方の考え方」で少し触れたように,デライトは,その知能増幅を誰でも簡単に触れるメモサービスとして実現した「知能増幅メモサービス」であり,「世界初の実用的な知能増幅技術」だ。どのように実現しているかはあの文章でざっと書いたので,今回は,この知能増幅メモサービスの意義について書いてみようと思う。
私は,ビッグ・テックや GAFAM などと呼ばれる世界最大の企業群(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)が合併して「Microappglezonbook」となり,自分がその経営を思うままに出来たらどうするか,という思考実験をすることがある。答えはいつも変わらない。iPhone も Google 検索も Windows も,世界最大の SNS も世界最大の通販サイトも,何もかも売り払って,知能増幅メモサービスの開発に全てをかける。
最近何かと話題のイーロン・マスク氏と入れ替わったとしても,やることは同じだ。テスラも SpaceX も Twitter も,何もかも売り払って知能増幅メモサービスの開発に全てをかける。ちなみに,氏の事業の一つには,まさに脳にチップを埋め込む系の知能増幅技術を扱う「ニューラリンク」があるものの,やはり,他の事業ほど目立った成果もなく,あまり知られていない。
つまるところ,あらゆる分野の中で,「知能増幅」が群を抜いて大きな可能性を持っていると私は考えている。これを多くの人が理解すれば,21世紀は間違いなく「知能増幅の世紀」になるだろう。世界初の実用的な知能増幅技術であるデライトは,その嚆矢だ。
長い前置きに似合わず,知能増幅メモサービスがなぜいま最も重要なのかという本題は,拍子抜けするほど単純明快な話だ。知識が最も価値を持つ時代において,最も価値のある知識は「知識を生み出す知識」であり,最も価値のある技術は「知識を生み出す技術」だからだ。まさにそれを研究開発するのが知能増幅という分野だ。そして,知能増幅メモサービスは,最も実現性の高い,実際にデライトが実現している知能増幅技術なのだ。
例えば,人工知能がいかに発達しようと,それを開発し管理し利用していくのはあくまでも人間だ。人間が愚かなまま機械だけが賢くなっても,人間社会にとってのボトルネックは必ず人間の愚かさになる。知能増幅技術は,人間のあらゆる知的活動を最も根源的な部分から持ち上げる技術であると言える。
……と,この単純明快な話を私がしたのは,昨日今日でもなければ一度や二度でもない。昔から,何度端的に語っても,意図するところが伝わった試しがない。どうもピンと来ていないというのか,大体の反応が「なるほど,で?」という感じだ。理屈はなんとなく理解出来ても,それが意味することの大きさを想像出来ていないのだ。その大きさを先に書いた理由だ。
思えば,この“ピンと来ていない感じ”というのは,「個人知識管理」(PKM: personal knowledge management)として認知されつつある分野に感じるものと似たところがある。その名の通り,個人が自らの知識を効果的に管理することに関してはすでに色々な方法論や技術が集められている。その代表的な手段として「メモ」があり,メモアプリやメモサービスなどと呼ばれるものも盛んに研究・開発されている。
このメモサービスを知能増幅に結び付けたのが「知能増幅メモサービス」というデライトの位置付けだが,これが,私が思っていたより変わった発想だったらしい,とデライトの宣伝を始めてから気付いた。個人知識管理の技術を発展させていけば,それは当然知能増幅に繋がる。この単純な発想が,意外にも共有しにくい。「デライトではこんな新しいことが出来る」と言っても,「なるほど,でも○○で間に合ってるから」という反応を受けることが多かった。そこには,想像していたよりずっと大きな温度差があった。
このあたりの分野をよくよく観察してみると,開発者にせよ愛好家にせよ,そこまで大きなビジョンを持っている人はほとんどいないことが分かる。要は,「生活術」とか「仕事術」とか「ライフハック」の範疇でしかとらえていない。個人知識管理が知能増幅に繋がり,それが世界を変える,なんて大それたことを考えている人間は,全くいないわけではないだろうが異端者だ。
私の立場からは「節穴同然の眼力」としか言えない分野の体たらくだ。「趣味の問題」で済む話でもない。そう思ったとしたら,ここまでの話が理解出来ていないか,想像力があまりにも足りない。ただただ,一人でも多くの人がこの分野の本当の可能性に気付いてくれることを願って,私は叫び続けている。
発想法は個人により合う合わないあると思いますが,B̅ さんの使い方が間違っているとは思いません。想定していなかった利用者の使い方から学んだことも多々ありますし,特に私以外で最初の利用者である
B̅ さんがいなければ後の利用者も続かなかったと思います。そういう意味では
B̅ さんも今のデライトの作り手ですから。
ただ,最初の頃は「好きなように使えばいい」という放任的スタンスだったものの,基本的な使い方が伝えられていないと反省することが多かったので,最近はそこをしっかり伝えることを意識しています。それを理解した上で自分なりの使い方をして,それが役に立っているなら,立派な「応用」というべきでしょう。
昨年11月30日から Galaxy S21 5G で写真を撮り始め,写真上信の環境を整えたが,これをきっかけに第二次知番改良,第二次快調期とデライト開発が急進展したため,11月30日の最初の4枚しか上信出来ていなかった。写真よりも開発記録のための画面撮りの上信に活用することが多かった。
最近,良い春の写真が溜まってきたこともあり,なんとかしたいと思っていた。大輪郭整備といいつつ輪郭整備もろくに出来ていなかったので,輪郭整備を兼ねた写真整理という形が良さそうだと考えたものの,間もなく第四次宣伝攻勢という時期で開発時間を削っていいものか,迷いがあった。
この日はサイクリングという天気でもなく,姉が姪達を連れてくるので開発に集中出来そうでもなく,とたまたま輪郭整備兼写真整理に適した条件が揃った。想像していたよりずっと手応えが良く,デライトが豊かに感じられる。やってみて,むしろこれは第四次宣伝攻勢前にやっておくべきことだと気付いた。新生デライトが「仏作って魂入れず」になるところだった。
一日がかりでやれば S21 で撮った写真くらいは終わるかと思ったが,思いのほか量が多いので,開発作業の合間に少しずつやっていくことにした。過去の写真が片付いたら新しい写真をこまめに上信するようにし,デライトにおける日常の表現をより豊かにしたい。また一つ,停滞していた課題が良い方向に滑り出して清々しい気分だった。
日本では S22 の発売日が今月21日になったが,一時考えたように待っていたらこの快調期は別の形になっていたかもしれず,良い春の写真も撮り逃していただろう。そう考えると,あの機種変更も奇跡的な出来事に思えてくる。