knumber(k-number), kno.
変遷
情報機番号(IN: Information Number),情報機系番号(ISN: informer system number),知機万象番号(KEN: knower everything number)を経て,最終的に「知番」(knumber)となった。
knumber(k-number), kno.
情報機番号(IN: Information Number),情報機系番号(ISN: informer system number),知機万象番号(KEN: knower everything number)を経て,最終的に「知番」(knumber)となった。
自我知番省略機能実装を終え,第二次知番改良も完了とした(20歩)。ここでやっておこうと思ったのも,途中で第零番節の削除に転換したのもあまりに急だったが,その割には終始円滑に捗り,収穫は想定をはるかに越えて多大だった。全体として大成功と言っていいだろう。
第二次知番改良を経て,知番は表記的にも内部的にも完成の域に達した。あとは仕様・実装の微調整を繰り返していく。
まず,当初の目的だった知番の簡略化は言うまでもなく大きい。これまで,一般のデライト用者は最短でも K#9-XXXX/A-YYYY
という15文字の知番で輪郭を扱う必要があった。それが第零番節の削除によって11文字の K#XXXX/YYYY
になり,自我知番の省略によって7文字の K#/YYYY
になった。知番表記仕様に関しては理想的な形だ。
「第零番節の省略」から「第零番節の削除」に転換したことで,知番周りの交度・出場整理も劇的に進んだ。これにより,効率性と保守性が大幅に向上したのはもちろん,「新括体採番法の完成」という思わぬ収穫に繋がった。未実装だった自動知番拡張もここで実装出来た。今のところ第二番節は私しか使っていない状況だが,そろそろ必要かという丁度良い時期だった。
波及効果も想定以上に大きかった。出場の見通しの悪さなどが障害になっていた機能実装に関しては大幅な所要時間短縮が見込めるようになった。特に見通しが悪い課題だった KNEST 隠しの出与え構造がこの期間に固まり,一気に実装可能性が高まった。自我知番省略機能で Dex との連携が必要になったことで,他の記法でも活かせる出与え共有機構が整った。これが無番輪符改良などにも繋がっている。
将来的に長い知番が増えた時のための「知番略記法」を中心とした第三次知番改良の方針も固まった。この長年の課題にも解決の見通しが立った。
一つ見送ったこともある。自我知番が省略された知番の写し取り時に自我知番を付け,自輪郭の描写欄などへの貼り付け時に自我知番の省略をする(4月8日の開発記録),というのは,やはり用合いとしては理想的で盛り込みたかったが,今回は見送った。このあたりの事象は Aejs で整理中なので,どうしても場当たり的な交度になってしまう。他輪郭の素出から写し取りたい時や,外部媒体に厳密な知番を貼り付けたいという時には便利だが,現時点で必要としている人は少ない。共有目的なら共有ボタンがある。交度整理しながら適当な時期に実装することにした。
第二次知番改良,早朝出振るいの成功で第零番節の削除は完了。作業は円滑に進み,再稼動後も安定して軽快に動いている。
やはり,これだけでも大分すっきりして見える。見た目だけでなく,8日の方針転換からわずか7日間で,知番周りの実装も様変わりした。第零番節を扱っていた交度や出場の定義を削除したことで可読性が大きく向上し,出与えとしても軽量化出来た。12日の整理も大きく貢献して,出場周りの保守性は劇的に改善した。これは「第零番節の省略」だけではありえなかったことだ。
さらに,出場との関わりが深い機能実装や高速化の作業方針にも良い影響を与えている。「第零番節の削除」への転換は全体として大成功と言っていいだろう。
第零番節は単に無視するようになったため,これまで通り第零番節付きの知番も扱える。とりあえず輪郭の正規 URL は第零番節無しで設定出来ているので転送などは後回し。
自我アイコンの分割格納方式への移行もいったん後回しにした。現状,K#F85E/
への疎輪結 K#9-F85E/
を作って,保存時・握接時に一律 9-
付きで処理するようにしているだけ。
最近,K#/XXXX
形式の知番は一律自自我の省略とみなし,知番実装に自我知番省略機能を組み込んでしまうことまで考えていたが,これはやめておくことにした。自輪郭内や自輪郭検索など文脈から明らかな場合のみ自自我の省略とみなす。とりあえずは,前縁,デラングや全知検索など,部分的な対応から始める。
将来的に知番が長くなった場合,例えば K#-XXXX
や K#/-XXXX
のように知番の一部で絞り込みが出来るようにしたい。知名と組み合わせれば十分なことも多いだろう。K#/XXXX
もその一種として扱えた方が理解しやすい,と考えると一定の柔軟性を残しておきたい。現状,そこまで長い知番は多くないので,これは「知番略記法」として第三次知番改良の課題にする。