{わかる}{デライトは主観的に(神経目線で)知識のネットワークを見る}{表現する}{👍}{神経目線}{輪郭}{概念}{頂点}{特色}{俯瞰}...=}(14)

{輪郭と概念 K#F85E/E74C-E007}

これも面白い解釈ですね。

輪郭概念表現するための形式,というのが開発者のイメージです。ただ,いわゆる概念と1対1で対応するとは限らない(そこまで厳密にすると実用的ではない)ので,輪郭群が一つの概念を表現しているということはありえます。

グラフというのは半分当たりです。輪郭法特色は,そのグラフを俯瞰するのではなく,その頂点一人称視点を持ち込んだところです。イメージとしては,そのグラフをストリートビューで見ているような感じでしょうか。輪郭一覧は,「ワープ先」の選択肢でもあります。

だから「神経目線」なのです。

{10代}{洞窟}{🎉}{デライター}{どこの}{開発上の都合}{デライトの歩み}{希哲16年7月の一日一文}{他でもない}{盛り上げていく}...=}(422)

{全てのデライターへ K#F85E/E74C-CA32}

デライト公開から2年半ほどち,色々な人興味を持ってくれたり,使ってみてくれたりした。遠くから眺めているだけの登録してみただけのたまに使ういつも使っている……風変わりデライトでも,出会った人多様性他のサービスさして変わらない

感謝

私は,そんな全てのデライター”とデライターの卵達に深く感謝している付き合い長さ深さ関係ないデライト否定的な人ですら,知ってくれただけでありがたい思う

これがよくある社交辞令ではないということは,前回の一日一文,「デライトの歩み」を読めば分かるだろう。そもそも全く無謀な挑戦として始まったのがデライトだ。成功どころか,誰にも認められず終わるかもしれない。それならまだいい。弾圧暗殺命を失うかもしれない。10代の内にそこまで想像して葛藤乗り越え20年かけてここまで来た

たとえるなら,デライトの歩みとは,真っ暗な巨大洞窟一人彷徨うようなものだった。どこかに新しい世界つながる出口がある。生きている内辿り着けるかどうかは分からない。そんな洞窟歩き続けていた時に見えた聞こえた人の声。それが私にとってデライト利用者であり,デライトへのだ。

そしてデライトは「完全な成功一歩手前言えるところまで来ているすでに夢のようなことだ。感謝せずにいられるだろうか。

代表的デライター

デライト利用者達とどういう関係築いてきたか,その具体例として, さん,t_w さん,cat さんを紹介したい

デライト公開した2020年から毎日のように使い続け様々な形貢献してくれた3名だ。開発上の都合宣伝活動抑制せざるをえなかった1年あまり期間デライト日常的に使っているのがとこの3名だけということもあった。

さん

さんは,私の次に早くデライト使い始めた2人目デライターだ。

デライトの歩み」でも触れたように,デライト2020年2月に「名目リリース」したあと,8月の「実質リリース」まで,ほとんど宣伝せず改良続ける期間にあった。細かいこと気にしていたら埒が明かない,と公開してみたものの,やはり他人勧められる出来ではなかった。 さんが現れたのはそんな時期だった。それも,名目リリース翌月だから,デライト特にひどかった時期だ。

テスト程度の投稿ちらほらあったが,ある日明らかに異質な投稿があることに気付いた。「希哲館訳語」に関する内容で,デライト背景にある希哲館事業についても一定の理解があることが窺えた。しかし,当初は嬉しさよりも戸惑いの方が大きかった

分かりにくいよく言われるデライトとも比べ物にならないほど,当時色々な意味でひどかった

分かりやすいボタンの類はほとんどなく,ダブルクリック編集欄いたり送信したりしていたので,一見して操作方法分からなかったデラングデライト用軽量マークアップ言語には最低限記法しかなかった。遅くて不安定だった上に,エラーページ移動入力途中内容あっさり消えたいわゆるページャーというものもなく,検索結果輪郭引き入れ関係にある輪郭も,最新10輪までしか表示出来なかったアイコンどころか名前すら設定出来なかったので,自分他人区別内容知番利用者番号でしていた。呼び方当時の利用者番号で「K#9-D657 さん」だった。

設計意図理解している者辛うじて使える程度出来だ。折角興味を持ってくれた人悩みながら使っているのは見るに忍びなかった。それでも さんは,開発者不思議思うほど,粘り強く使い続け理解しようとしてくれた。積極的な不具合報告提案で,開発にも多大な協力をしてくれた。

納豆ウニみたいなものを最初に食べた人凄いよく言うが, さんに抱いている私の印象はそれに近い普段の投稿でも,分野を問わず耳新しい情報たくさん集めてきてくれる知的好奇心権化のような存在だ。

t_w さん

t_w さんは, さんが使い始めた何ヶ月現れた。それでも実質リリースだから,出来のひどさ大して変わらない

さん同様,開発にも様々な形貢献してくれたが,驚いたのはその行動力だ。色々なこと考え付いてはすぐに実行するデライト利用した外部サービスブラウザ拡張初めて作ってくれたのも,外部サイト紹介記事初めて書いてくれたのも t_w さんだった。ついこの前そんなことやりたい言っていたな,と思ったらもうやっている。これはなかなか出来ることではない

デライターとして外向き活動私以上に誰よりもしているし,デライト内でも次いで投稿量多い。その実験精神行動力デライト使い方大きく拡張してくれた。

cat さん

実質リリース後,二度目の宣伝攻勢をかけていた2020年12月cat さんが現れた

cat さんも先の2名負けず劣らず活発にデライト利用し開発貢献してくれているだが,遊びのような内容投稿比較的目立つ最初は冷やかし荒らしかと思ったくらいだ。

それが,だんだんこの人機械的ではない賢さ,「気が付く」とでもいうべきものに敬意抱くようになった。状況場の空気よく読んでいるな,と思うことが多いし,不具合報告にせよ提案にせよ,普通は気付かないようなことを的確に指摘してくれることも多い堅く難解に見えがちデライト雰囲気和らげてくれていたのだと,見ている内に気付いたいわゆるEQ」という概念にはあまりピンと来ていなかったが,こういう人のためにあるのかもしれない。

杞憂

こういうサービス公開し運営するのは私にとって初めての経験だった。サービスとして風変わり過ぎることもあり,最初は利用者対して色々な不安があった。

例えば偏屈な人ばかり集まって近寄り難い場所になるんじゃないかとか,反対に広く浅く集め過ぎつまらない場所になるんじゃないかとか,問題を起こす利用者多くなったどうするとか,色々なこと考えたありがたいことに,全て杞憂だった。

デライター達はそれぞれに良い意味で変わった部分持っている多いが,今のところ悪い意味で非常識な人はおらず,朗らか良識ある人ばかりだ。問題という問題起きていない。それでいてみんなどこの作ったのかも分からないこんなものを使おうとするくらい,旺盛な知的好奇心柔軟性がある。リテラシー高い知識技術後から付いてくればいいものだが,すでに高度なもの持っている多い

この開発者には出来過ぎた利用者達だ。こんな人達中心にいてくれるなら,デライトの未来明るい思える

デライトに“偉い人”はいない

こんな文章書いているのは,デライター達に感謝気持ち伝えたかったのと同時に間違った遠慮なくしたかったからだ。デライターはまだ少ないので,どうしても開発者古参遠慮してしまう多いだろう。もちろん,それはデライトにとって望ましいことではない。

デライト真に知的探究として機能し続け発展し続けるために必要なこととして,平等であることと開放的であることを私は最重要視している。

黒いものでも言わなければならない誰かがいるとしたら,そこは知的自由な場とは言えない誰でも自由に参加して,誰にも気兼ねなく活動出来るあり続けなければならない強く思っている

だから,デライトに“偉い人”は一人もいない古参開発者も,も,デライトでは一人デライター過ぎない。そしてデライトにはいかなる権威もない。私はそういう場世界広げるために,あらゆる困難闘う覚悟をしてここまで来ている

このデライトこれから盛り上げていくのは,他でもない全ての等しく尊いデライター達なのだ。


{希哲16年5月}{希哲16年4月29日}{希哲16年2月13日}{日本語}{37歳}{35歳}{32歳}{26歳}{22歳}{17歳}...=}(598)

{デライトの歩み K#F85E/E74C-09D2}

デライトは,今年の2月13日2周年迎えたばかりの若いサービスだ。しかし,その背景には長い長い歴史がある。詳しく書く書籍数冊分くらいにはなるだ。デライトの完全な成功目前にした良い頃合いなので,駆け足振り返ってみたい

輪郭法閃き

技術としてのデライトは,私が17歳の頃,主に哲学情報学への関心から「輪郭法」を閃いたこと始まる2002年,もう20年前のことだ。デライトにおける輪郭法応用については,「デライトの使い方の考え方」で出来るだけ簡単に解説したつもりだが,本来の輪郭法は,“輪郭という概念中心にした世界の捉え方”であり,哲学用語でいう「弁証法」に近い位置付け概念だ。

このアイデアが,哲学上の理論留まらず極めて実践的で,極めて強大技術になりうることに気付くのに時間はかからなかった。これを応用することで,計算機科学における長年最重要課題解決し,知能増幅(IA)技術の実用化つなげることが出来る参考。すでに IT 産業勢い明らかだった当時,これは“世界史上最大の成功”と“知識産業革命”への道が開けたことを意味していた

さらにアメリカ同時多発テロ事件起こって間もない頃だ。後の英米政治危機世界に広がる社会分断SNS暴走,そして目下のウクライナ侵攻予感させる事件だった。

あらゆる争い背景には,世界の広さ対する人間の視野の狭さと,それによる“心の分断”がある。当時から私はそう考えていた我々は,世界の一部分それぞれ立場から見ている過ぎない立場違えば見える世界違う。その衝突回避出来るとすれば,個々人世界に対する視野広げるしかない。輪郭法応用技術にはその可能性があると感じていた。この考え方現在の KNS という概念つながっている参考

葛藤

この閃き止まるところを知らなかった17歳少年人生観世界観も,何もかも瞬く間に作り替えてしまったこの閃きをどこまで大きく育てられるか,それだけを考える人生になった。適当に金に換えることも出来たかもしれないが,世界にかつてない平和豊かさもたらす手に入れたようなものだ。中途半端な売り物にすることなど,現実には考えられなかった能う限り最高の状態世に出さなくてはならないと思った

もちろん最初はとんでもない宝くじに当たったような気分だった。天にも昇る心地とはこのことだろう。どんな人生の喜びも,この喜びには勝るまい少しばかり時間が経ち,冷静になるにつれ,呪いのような重圧苦しむようになった。

理論技術として完成させられるかどうかは時間の問題だと考えていた本当の問題その先にあった。地動説にせよ進化論にせよ,世界の見方大きく変える考えには無理解反発付き物だ。常識を越えた考えであればあるほど,その大きくなる。どれだけ努力しても,死ぬ前認められることはないかもしれない。当時私はエヴァリスト・ガロアのように生涯を閉じるのではないかと想像していた偉大な発見をしながら夭折し,死後何十年ってようやく評価された数学者だが,なんとなく親近感覚えていた

そして,技術良い方にも悪い方にも利用されるものだ。これが「世界初の実用的な知能増幅技術」になるとすれば,最初に使うであろう私は世界初のトランスヒューマン超人間」になる。全人類模範となって,人々未踏の領域へと導く……自分がそんな重責を担える人間だとは,まるで思えなかった能力ともかく昔から自分の人間性全く信用していなかった

無論,そんな自信20年ほど経ったいまでも無い。それでもここまで来たのは,曲がりなりにも出来そう人間自分以外にいなかったからだ。何もしないよりは,挑戦して失敗例残す方が良い。それに,一度ここまでのことを考えた人間が,何食わぬ顔平凡に生きていけるわけもなかった。

希哲館事業の創始

色々な葛藤乗り越えて,2007年22歳で「希哲館事業」を始めた輪郭法応用した知能増幅技術開発管理普及活動中核として,知による産業革命知による民主主義確立目指す事業だ。

希哲館」というのはこの事業中心となる機関として構想したもので,その名は「哲学」の元となった希哲学」という古い翻訳語ちなんだものだ。

知を愛すること」を意味するフィロソフィーを「希哲学」と昔の人意訳し,それがいつの間にか哲学」として定着したわけだが,日本語哲学というと,思想家学者など一部の人のもの,という語感がある。実際誰もが賢哲にはなれないだろう。しかし,誰でも希哲知を希求する人にはなれる。これからの時代最も重要で,万人共有出来る価値観表現する言葉として,これ以上のものは見つからなかった


情報技術中心に知識産業絶大な力を持ち,その反動からいわゆる反知性主義世界中社会分断招いている,この観点への確信当時以上に深くなっている

見ての通り希哲館事業一環であるデライト当初から意図的に dlt.kitetu.com というドメイン名運営している。それも背景踏まえればごく自然なことだが,利用者には分かりにくいことだった。今後,こうして説明する機会増やしていきたい

デルンの実用化模索

事業開始後間もなく運が良いことに裁量の大きいシステム開発仕事得られたりして,それを足掛かり技術的な蓄積進めていった

そして,2012年26歳輪郭法応用技術デルン」の実用化成功した輪郭法英語delinographyデリノグラフィーとしていたので,それを縮めて〈deln〉とした。ウィキともブログとも異なる全く新しい CMS であり,おかしな語感もこれらにならった(参考:「デルン」の由来

しかし,世に出すことをすぐには考えられなかったなんとか使えるようになっただけで,製品としては多過ぎたし,市場戦略知財戦略全く固まっていなかった構想の大きさ大きさだ。万が一にも失敗は許されない可能な限り技術としての完成度を高め万全を期して世に出す必要がある考えていた

それまではデルンそのものを製品化するのではなく,背後でデルン利用したサービス資金稼ぎするつもりだった。結局そう上手くは行かないまま,デルン周辺技術開発応用法の研究希哲館事業構想体系化といったことに時間を費す生活続く

デルン世に出す準備を始めたのは,実用化からさらに5年ほど経った2017年のことだった。私は32歳になっていた。

諸々調査研究開発一段落したところに,ブレグジットトランプ当選などを社会分断世界中顕在化した頃だった。特に着目したのは,その背景SNS があったことだ。デルンによって SNS知的交流基盤拡張する──長年温めていた KNSknowledge networking service構想活かすならここしかない思った

それから1年ほどかけ,デルンの製品化向けて検討を重ねた2018年最終的に誰でも簡単に使えるメモサービスとして公開することに決めた。これが,ライト版デルンDeln Lite,「デライトDelite始まりだった。

デライト公開

あとはひたすらサービス公開向けた作業没頭し,2020年2月13日24時15分ついにデライトというデルンが,ひいては輪郭法世に出ることになった。

ただ,後に名目リリース」と呼んだように,積極的に人に見せられる出来ではなかった。公開はしていたものの宣伝ほとんどせず,改良続けてなんとか最低限品質になったと判断出来たのは同年8月13日のことだった。これを「実質リリース」と呼んでいる私は35歳だ。

不完全な形での公開踏み切ったのは,ソフトウェア開発において「完璧主義」が仇となりやすいからだ。不完全でも早く世に出して修正繰り返した方が良い。そしてこれは正しかったソフトウェア開発では常識に近いことで,私も頭では分かっていたが,実は半信半疑だった。

実際デライト多大な貢献をしてくれている常連利用者2名は,名目リリースから実質リリースの間に使い始めている内心誰も使わないだろうな,と思いながら一応公開していたわけだが,予測良い意味で裏切られた

そして

デライト公開からは,本当に本当に色々なことがあったあまりに色々なことあり過ぎて,時間の感覚おかしくなっているわずか2年前大昔のようだ。とてもではないが,ここには書き切れないし,今はこれ以上書く気にもなれない。そもそも読み切れないだろう。

ただ,確かなことは,奇跡のよう素晴らしい時間だった,ということだ。理解ある利用者達とともに,夢と希望満たされて,デライト開発快調に進んできた。“デライター”達への感謝はまた別の機会しっかり綴るつもりだが,本当に皆のおかげだ。

近頃私はデライトの完全な成功」という表現よく使っている。「デライトの成功」と目標表現することに違和感を覚えるようになったからだ。成功していないと言うには,あまりに上手く行き過ぎているのだ。

今のデライトは,利用者十分に集まっておらず,それゆえに十分な利益上がっていない。ただ,それを除けばソフトウェア開発プロジェクトとしてほとんど理想的な状態にあると言っていい。ことインターネット サービスというのは,どれだけ人気があっても売上があっても,それぞれに様々な問題抱えているものだ。デライトには,集客面以外で問題という問題がない。

本格的に集客出来るようになれば,鬼に金棒完全無欠,つまり「完全な成功」というわけだ。その最後の課題である集客面でも,最近は改善の兆しがある。デライトは,“世界史上最大の成功”に王手をかけている

生きている内日の目を見ることはないかもしれない,などと考えていた出発点思えばやはり奇跡としか言いようがない

何より私はまだ37歳だ。それも,この技術20年時間費した経験を持つ37歳だ。事故病気でもない限り,あと50年持ち堪えられるだろう。駄目で元々命ある限り私が諦めることはない

終わりに

デライト4月29日から四度目の宣伝攻勢入っている。この「一日一文」もその一環だ。

本来一日一文は,その名の通り毎日一編文章書こうという日課なのだが,たまに何気なく重い題材んでしまい,筆が進まなくなることがある。今回も,5月半ばに何気なく書き始め書き上げるのに2ヶ月以上かかってしまった

20年歴史ちょっとした文章まとめるのには,流石に精神力必要だった無数の想い出行間押し込んで,無理矢理まとめた

デライト開発正念場迎えているので,今後も頻度には波があるだろう。気長に待っていてほしい。


{察しが付く}{造語の難しさ}{新しい言葉}{伝わりにくそう}{Qt: 遅延評価勉強法}{遅延式勉強法}{意味すること}{伝わりにくい}{知っている}{想像以上}...=}(20)

{遅延評価勉強法 K#F85E/E74C-3D8F}

遅延評価」という概念知っているイメージしやすいような造語仕方だと思うぱっと見で,どのに向けたどんななのか察しが付く。「遅延式勉強法」は「遅延」が意味すること理解している前提なので伝わりにくそう。ただ,十分に意図理解しているにとって「遅延評価勉強法」が回りくどい表現なのも確か

新しい言葉って想像以上伝わりにくいので,普及させる段階ではぱっと見イメージ出来るかどうかは重要というか,「その言葉について5分以上考えてくれる人はまずいない」くらいに考えておいた方がいいのだろう。

=}
{デライト(なんでもメモ)}{引き入れ}{デライト}{デライトの使い方}{新生デライト}{難しい質問}{超かんたん}{自由市場}{分からなかった}{階層関係}...=}(57)

{引き入れについてのご質問から考えたこと K#F85E/E74C-C61D}

大変回答が遅くなってしまい申し訳ありません。色々なことを考えさせられるご質問で,デライトにとって非常に重要な宿題を頂いたように感じています。ありがとうございます。

だいぶ時間が経っているのでお考えが変わった部分もあるとは思いますが,他の方の参考にもなるように文章を残しておきます。まずは,ご質問の内容に沿って,出来るだけ端的に書けることを書いてみます。

引き入れについて

宇田川さんは、知名のみの輪郭をよく引き入れられ欄に引き入れているように見受けられます。

まず,「引き入れられ欄に引き入れる」という概念が私の中に無かったので,難しい質問でした。「引き入れる」というのは,ある輪郭の中に他の輪郭を文字通り「引き込むように入れる」,ただそれだけの極めて単純な操作で,それをする方にとっては「引き入れる」,される方にとっては「引き入れられる」ということになります。

例えば,フォルダの中にフォルダを入れる操作に相当します。ただ,多くのツールでは,データの内容とデータ同士の関連性は別々の画面に表示されます(別のウィンドウやサイドバーなど)。輪郭は,輪郭の内容と他の輪郭との関連性を一緒に表示させる仕組みを持っているのが特徴的です。これは,画面を切り替えたり視線を大きく移動することなく,内容と関連性を確認したり修正したり出来るようにする工夫です。

「輪郭をどの輪郭に引き入れたいか」というごく単純な考え方で使えるように設計したつもりでしたが,この見た目が「引き入れ欄に引き入れる」や「引き入れられ欄に引き入れる」という複雑な考え方をさせてしまっているのかもしれません。

このように、知名のみの輪郭を引き入れられ欄に輪括させるのは、主にどのような効果を狙ってのことなのか、ご教示いただけませんか。
あるいは、実際に効果があったと感じた出来事・体験をお伺いしてもよろしいでしょうか。

特に「知名のみの輪郭」という意識をしたこともありませんでした。その時に知名だけで十分なら知名だけの輪郭が出来ますし,当然その後描写に書き加えることもあります。知名があるか描写があるかということに固定的な意味はありません。私にとっては,この「知名のみの輪郭」という意味ありげな概念もどこから生じたのか不思議でした。

t_w さんも書いているように,アウトライナー項目をざっと書き出していく感覚に近いかもしれません。ある項目をある項目の下位に移動させることも引き入れに似ています。

平面的なアウトライナーに対して,各項目が独立していて,どの角度からでも階層関係立体階層構造を作ることが出来る。これがデライトを「立体アウトライナー」と呼ぶ理由です。大袈裟な言い方をすれば,私はこれを使って「(普通のアウトライナーでは不可能な)森羅万象アウトラインを書き出している」ところです。その単位をそのまま「輪郭アウトライン」と呼んでいます。

アウトライナーで最初にざっと書き出してみた項目も,ご質問にある「知名のみの輪郭」も,言ってみれば「情報の」です。どのようにでも成長していく可能性があり,何がどのように役立つかは予め分かりません。ひたすら蒔いてみるしかないわけです。


効果」というのも正直困った部分でした。私は息をするようにデライトを使っていて,その恩恵に依存して生きているようなところがあるので,「空気に効果があったと感じた出来事」を聞かれているような感覚でしょうか。

ある言葉に関連する言葉がこういう形で連なっていれば,日々気付かされることは枚挙に暇がありません。思い出せなかったことを思い出すこと,気付いていなかった概念同士のつながりを発見すること……これ自体はデライトのごく基本的な使い方です。

全知検索について

当方が同じ操作を行う場合、短期的には全知検索の検索語として、未来の自分が検索することを見込んでいます。

しかしながら、ただ検索に引っ掛かるためだけに輪郭を増やしていくと、描写のない輪郭が増え、デライトの持つ「同じ知名の輪郭を複数作れる」機能の恩恵を受けられず、形だけの輪括だけが増えていってしまうように感じてしまいます。

これも理解の難しい部分でした。「同じ知名の輪郭を複数作れる機能の恩恵」,「形だけの輪括」が何を指しているのか分かりませんでした。「描写のない輪郭が増えることで何らかの恩恵が受けられない」と感じたこともありませんでした。

そもそも,「同じ知名の輪郭を複数作れる機能の恩恵」というのは,「絶対的な名前のない情報を扱えること」以上でも以下でもない,極めて単純自然なことだと思っています。例えば,ツイートのような思いのまとまりにいちいち名前を付けていられませんし,同じ文字列で表現されていても異なる物事がたくさんあるのが我々が住んでいるありのままの世界です。ウィキなどでは全ての物事に固有の名前を付けるという極めて不自然なことをしてきたわけです。それを排し,文字通り「なんでも」記述対象に出来るようにしたのがデライトです。

「検索に引っ掛かるためだけに輪郭を増やしていく」という表現から,どうも全知検索の趣旨が上手く伝わっていないらしいということは分かりました。全知検索というのは,「検索に引っ掛かるように輪郭を増やしていく」こととデライトに知識を蓄積していくことを同一視し,それを促進するための仕組みなのです。

引き入れによってある輪郭からある輪郭への関係が作られるということは,脳内にある情報が輪郭として表現され,それがつながっていくということです。これは頭脳をデータとして再現するということであって,デライトが実現したいことそのものです。それはそのまま検索結果を充実させることにもなるわけです。

たまに「検索用の輪郭」という表現が使われることがありますが,「検索用の輪郭」「検索用ではない輪郭」という分類も全く本質的ではありません。それが有用な分類であればそういう機能にしています。デライトではそれをあえて排しているわけですが,この意図もあまり上手く伝えることが出来ていません。頭の中にある情報は全てが他の情報を引き出す鍵でもあり,その意味では全て検索用です。それをそのままデライト上で表現して欲しいというのが全知検索の趣旨です。

私はデライトを使って自分の頭の中にある全ての物事を紐付ける作業を日々しています。それによって,頭の中で情報を引き出すようにあらゆる情報を自由自在に引き出すことが出来ています。これ以上「恩恵」のあるメモツールを私は知りません。

考え過ぎないこと

どうせ輪括するのであれば、もっと長期的な効果を見込みたく(そこそこの信念を持って輪括したく)、輪郭法を長年使い込んでいる先輩のご意見を頂戴できればと思います。

一つ助言するとすれば,個人知識管理においては「書く前に考え過ぎること」が最大の障害です。

デライトはその障害を最大限排するように設計されています。例えば,名前を付けなくても体裁を考えなくてもまずは書き出してみて,後からいくらでも修正出来るように作られています。こういった点においてデライト以上のものはなかなか無いと思います。

引き入れについても同じで,そこまで思い悩んで使うものとして作っていないのですが,実際にはあれこれ考えさせてしまうことが多いです。これは明確に伝え方の失敗であり,日々反省しているところです。

計画し過ぎないこと

「知名のみの輪郭」「検索用の輪郭」「形だけの輪括」……こうした利用者によって再発明されがちな区別を排して輪郭という単位であらゆる情報を平等化している理由は,情報が持つ役割を決めつけず,「設計」よる破綻を防ぐためです。

近年,Notion のように情報を自由に設計出来るツールが人気を集めています。それもそのはずで,誰でも最初は自分が思い描いたように設計出来ると嬉しいものです。絵に描いた餅を見ているわけですから。ただ,その大半がまず間違いなく失敗していきます。これは Notion どうこうではなく,人間の計画性というのはそんなものだからです。

個人知識管理の実践を重ねていくと,計画というものがいかに破綻しやすいかということを学びます。したがって,経験豊富な人ほど計画に依存しない方法を求めるようになります。これは,差別がなく自由市場のある社会の方が発展しやすいことにも似ています。人と同じで,情報も成り行き任せに育てていった方が強くなります。デライトは,どのツールよりもそこに最適化されたサービスです。

デライトは簡単です

デライトは,その必要性分からなかった人にとっては「意味不明な用語が多くて分かりにくいサービス」だと思います。見慣れない UI や用語に慣れようという動機が無いからです。

一方で,本当に使いたいと思っている人にとっては実は簡単過ぎるくらいのサービスです。用語といっても小学生でも分かるくらいの表現しか使っていませんし,量も他製品に比べて特に多いとは言えません。登録するのも使うのも実際には「超かんたん」です。というのも,デライトは誰でも使えるようなサービスとして設計され,誰でも理解出来るように努めてきたからです。

ただ,この徹底した「簡単さ」が,デライトの高度な部分に惹かれてきた人ととの間にすれ違いを生んでいるのではないか,という気がしています。小学生でも分かる 1+1 について考え込んでしまう大人がいることに似ているかもしれません。デライトは難しいもの,という先入観があると,簡単さにも構えてしまいます。

デライトは簡単に使えるように作られていますし,簡単に使えるものです。

感謝

cat さんは,数少ない初期デライトの重要な貢献者です。

その方から頂いたこの質問を読んだ時,最初から最後まで意味が分からなかったことに頭を抱えました。自分は一体どれだけ利用者について理解していなかったのか,という感じです。それから毎日,開発者と利用者の間にあるについて考えてきました。回答にここまでの時間を要した理由です。

それと同時に,デライトの大きな課題を解決するヒントがここに隠されているのではないか,という気がしています。これも,率直な勇気ある質問がなければ気付けなかったことなので,本当にありがたいことだと思います。

いまデライトは,「新生デライト」に向けて文書整備を一気に進めようとしているところです。cat さんに限らず,皆様には,ふだん疑問に感じていることがあれば遠慮なく投げかけて頂きたいです。どんな疑問であれ,それと向き合うことがデライトの財産になります。

{希哲16年3月12日}{希哲16年3月11日}{希哲16年2月}{希哲16年3月12日の開発}{希哲16年3月12日の進捗}{積極的な活用}{完成した}{編み出した}{面白いこと}{どちらも}...=}(143)

{希哲16年3月12日14歩 K#F85E/E74C-2A34}

進捗時限記録中略

今後の Dex 設計方針についての検討終了これから越化参照大活躍しそうだ。


まず,課題だった脚注記法実装方針について検討している内に,越化参照部区間通信活用出来ることに気付いた

部区毎に越化条件変化などがあることから,各記法解釈部区個体任せたい。しかし,脚注記法のように最上位部区との出与え共有必要記法もある。

このような場合単純に考えれば指示体通して部区個体間で変数共有するということになるが,この種の記法増えるたびに目的別指示体増やすのは設計として美しくない汎用的な変数一つ集約するのも,効率性厳密性観点から難がある

ここでふと,越化参照使えることに気付いた下位部区個体中途解釈した記法には目印となる越化参照を付け,上位部区個体変換処理完了させる

これに似た部区間通信手法Dex 初期実装から現 &_skp;使い続けているが,どちらかというと「邪道」だと感じていたため,意図的に応用範囲広げなかった紆余曲折を経て,これが一番単純性効率性保守性バランスが良いということが分かった

これで脚注記法目次記法実装容易になった。他にも,輪郭情報参照必要記法など,部区間通信必要場面全般越化参照活用出来るだろう。


もう一つ,処理済み対象識別に関しても進展があった。

1月21日4歩で,&_tgt;&_fin; のような目印付加することを考えていたが,付加的越化参照では結局正規表現の複雑化避けられないため,実用化出来ていなかった

昨日終えた客体表現への書き換えDex 初期実装交度整理している時,再置換避けるため記法一部越化参照当時の疑似実体参照置換する手法使っていたことを思い出した。これもあまり積極的に応用範囲広げなかった手法だが,思っていたより合理的であることに気付いた

例えばhttp&_http; のように一時的に置換してしまえばいい。考えてみれば単純なことだが,灯台下暗しのごとく単純なこと真価理解するには時間がかかるということを改めて学んだ経験不足だと,どうしてもより高度そうなことに目移りしてしまう。


面白いことに,どちらも原点回帰のような発見だった。

直感編み出した Dex 初期実装手法再評価する十分な経験出来たこともあるが,「越化参照」という概念完成し積極的な活用考えられるようになったことも大きいのだろう。中途半端だった「疑似実体参照」から発展したのはつい先月のことだ。

{概念}

{}