{内の黒船 K#F85E/A-8C1A}

デライトは，出し方さえ間違えなければ日本にとって「内の黒船」となるだろう。ただ，まだその時ではない（手抜き実装過ぎて）。

何千倍にもして返してやろうじゃないか。アメリカに「黒船」を。

さあ，内の黒船を磨くか……。

ここで「黒船返し」を実現し，日本黄金期「ジパング」が勃興する。

これまでは，「外の黒船」があれば日本社会は再編成出来た。ただ，現代では徳川的集団主義を基調とする近世型日本人の限界が問題なので，内側から新しいものが出てこなければならない。そこで信長・秀吉の如き中世型日本人が「内の黒船」として要請される。

これまでのいわゆる「黒船」式の変革というのは，その脅威によって国内の権威や制度が揺らぎ，その隙に新しい勢力が台頭してくるというものだった。ただ，これはどうも現代では起こりそうにない。GAFA の台頭も中国の台頭も，本来であれば「黒船」たりえたはずだが，日本人は変わっていない。これは近世型日本人の限界だからだ。

先日も書いたが，日本が劇的に変わる現実的な筋書はただ一つ。日本社会の画一性から抜け出したはぐれ者が，勝手に何か大きなことを成し遂げて，その衝撃が日本社会を変えていく。これを私は「内の黒船」と呼んできた。

希哲11年11月26日，用語として明確化。

宇田川の用語。希哲11年6月21日，基盤主義により達した超日本の中核的境地をこう呼んだ。

転じて中世的な新しい可能性を秘めた日本の異称，

ザナドゥ計画に対するデルン（シンテキスト）の異称として使うようになった。