ついでに交度部区(<pre.cd>
)も font-size: 0.9em
にした。これまで1emのままだった。
交度は長く複雑になるほど間延びした表示で読むのが辛くなるため,これくらいが丁度良いだろう。技術系サイトでは font-size: 0.8em
相当の文字サイズも多いのでこれでも大きいかもしれないが,デライトでは調和的に見える。
これも気付いてみるとなぜやらなかったのか不思議だが,交度記法の導入時に装体を集中的に検討した分,再検討までに時間がかかったのかもしれない。
`<pre.cd>`
}...せっかく調子が出てきたところでもあり,定休通りに休むか少し考えたが,昨日の捌き手整理で無自覚にも脳が大きな仕事をしていたことが分かったので休むことにした。ゆっくり眠り,軽い作業をしたりぶらぶら歩いたりして過ごした。
なまじ金銭的余裕が出来ると心配なのは放漫や浪費だが,無理な節約をするでもなく,調和的で健全な節制が出来ているのは喜ばしいことだ。思いのほか安定感・安心感がある。余裕が無くて放置していた様々な問題を落ち着いて見直せるようになったことで,むしろ金風以前よりも無駄なく効率的な生活が出来ている気がする。
金風以前から黄金生活に限りなく近付いていた上に希哲館事業の成功も目前という状況だったのだし,生活に関してこれ以上望むこともそう多くはない。これが夢見ていた「生き浄土」なのかもしれない。そう思うとつくづく幸せな人間だ。
普通に執務するつもりだったが,調子が上がりそうになかったため,臨時休業にした。金風以来の雑務からいったん解放され,疲れがどっと押し寄せてきたようだ。金風が無ければ今頃別種の雑務に追われていたはずであることを考えると,未来というのは本当に分からないものだとしみじみ思った。
じっくり今後のことを考え,律動的集中生活を解除することにした。明日から生活律動矯正を徹底する。
金風によってひとまず収益目標達成の緊急性が下がり,視野を広げてやるべきことが増え,新生デライト開発だけに集中出来る状況ではなくなっている。実際,出来ていない。
8月12日から始めた律動的集中生活は,最低限の生活律動を維持しながら,新生デライト開発を中心として収益目標達成にかける時間を最大化しようというものだった。意識が自然と集中している時は制約を無くすことで上手く行ったが,こういう状況では時間配分が極端に振れやすくなる。生活にメリハリを付け,ばら成しを取った方が開発時間も確保しやすいだろう。
デライト収益目標達成もまだ油断出来ない状況にあり,多少の迷いはあった。そんな思考と裏腹に,この日も花の散歩再開,食生活改善の進展などがあり,自然と黄金日以上の調和的な生活を取り戻しつつある。こうなると,もはや律動的集中生活の意義もよく分からなくなってくる。
そもそも,切り替えやすいように短期集中生活ではなく律動的集中生活にしたので,開発時間がもっと欲しいとなれば,その時にまた切り替えればいい。金風を上手く捉えたことは,収益目標達成のかわりとするに十分な収穫でもあった。
ただし,ずっと後回しにしてきた書類整理と譜類整理をこの機会に進めたいため,これらが一段落するまで朝の輪郭整備と朝の一日一文は引き続き休みにしておく。
私は,心身の理想状態を「黄金状態」と呼んでいる。生活において,この黄金状態を維持することが究極の目標であり,そのための最良の技術がデライトだ。
話題の健康食品だとか魔法のような健康法に飛びついてしまう人は多いが,健康において“特効薬”は無い。食べてさえいればいい健康食品など無いし,やってさえいればいい健康法も無い。これを悟ることがまず健康への第一歩だ。
そして,網羅的かつ継続的な観察・記録・改善のほかに健康への近道は無い。全ては適度に調和的に実践する必要がある。
いつ何を食べ,いつどのくらい寝て,運動はどの程度して……と,生活上のあらゆることを観察・記録し,身体に良さそうなことは片っ端から全てやり,身体に悪そうなことは片っ端から全て止める。健康において考えるべきことはこれだけだ。
これを実践する上で,デライト以上の道具もやはり無い。デライトほど柔軟に細かな情報が扱える記録技術が無いからだ。実際,私はデライトによって黄金状態を得ることに成功している。
この状態に入ると,身体的には健康そのものだし,肌も髪も,まさに“黄金”のように輝いている。精神的にも,ときどき自分が知らないうちに薬物でも摂っているのではないかと思うほど頭脳は活性化し,多幸感に満ちている。ちなみに,薬物どころか酒も煙草もやらない人間だ。脳内麻薬の究極形なのだろう。
黄金状態で特に面白いと思う現象の一つに,「身体感度の鋭敏化」と呼んでいるものがある。
例えば,音楽を聴いてみると,びっくりするほど大音量に聴こえて音量設定を確認してしまう。聴き飽きたと思っていた曲が,なぜかことごとく感動的に聴こえてくる。近所の見慣れた風景も,妙にキラキラ輝いて見え,世界遺産に劣らない絶景のように思えてくる。
実は,この黄金状態こそデライト最大の売りになるのではないか,と以前から思っている。まだ私の個人的な体験に留まっているし,私にとってもこれを維持するのは難しいことなので,どれだけ多くの人に体験してもらえるのかまだ分からない。
とはいえ,デライトを健康管理技術として利用しても損は無いだろう。まずは小さなことからでも,ぜひ健康増進に役立てて欲しい。