{専門分化}{マックス・ウェーバー}(2)

{『職業としての学問』 K#F85E/CC3F}

マックス・ウェーバーの著作。

メモ

学問は,専門分化の一途を辿る。

芸術とは違い,学問は常に進歩の過程で、自分の仕事が時代遅れになることを前提としている。

学問は人生の意義についてや,何をすべきかについて教えることは出来ない。

学問は幾多の職業の一であり,感受性や創造性が資する役割において他職に対する優劣はない。

学者は,職業的立場においては指導者ではなく教師であり,自己の政治的立場を学生に強いることがあってはならない。多くの場合,講義の聴衆は,聴講を課せられた学生であり,自由な立場にはないからである。

自分の限られた任務を自覚し,日々の仕事に専心することが重要である。

ウェーバーは同書の中で,生活を取り巻く物の原理について,人は全てを知る必要はない,と言っている。更に,大切なのは,それが神話で覆われず,必要とした時には知ることが出来,予測出来るということである,とも述べた。

{専門分化}

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