初描出は希哲10年2月23日。

{模量 K#F85E/A-E8CA-0D10}

{希哲16年1月24日の飲食 K#F85E/A-E74C-2792}

{希哲16年1月13日の睡眠 K#F85E/A-E74C-5BE6}

{希哲15年11月24日の睡眠 K#F85E/A-E74C-33DD}

{希哲15年8月24日の日記 K#F85E/A-E74C-501C}
そろそろ新生デライトの実装作業に本腰を入れないとまずい,と今後の組計をざっと見通してみて,少し驚いた。
9月中に決着をつけるか10月の延長戦に持ち込むかを9月10日に決めるとして,残り17日間。今月の雑務処理に明日1日使うため,実質16日間ある。今月初めから実装作業に没頭して9月中頃に新生デライトの完成という見通しだったことを考えるとずいぶん圧迫されたようだが,不思議とまだゆとりを感じている。
作業方針や組計の整理,開発環境整備や諸検討の大きな進展等々によって,月初とは比べ物にならないほど新生デライト開発の見通しが良くなっているからだろう。今月の雑務処理にしても,月初には5日程度を見ていたが1日に短縮出来た。ちょうど過ごしやすい季節になりつつあり,これまでが良い夏休みだったような気さえしてきた。
この状況なら,今後16日間での新生デライトの完成も収益目標達成にも十分期待出来る。多少の計算違いがあっても吸収出来る程度のゆとりもある。現状を踏まえると,完璧に近い組計だ。これを脳が無意識下で整えていたと思うと,やはり不思議な気分だ。
多少の懸念はある。ただの事故は無視するとしても,まだ脳の暴走は起こりうる。とはいえ,勝手なことはよくしても,間違ったことはほぼしなかった脳だ。想定外の方向に走るとしたら,それがより良い道だからだろうと思える。
最近の「脳任せ」ぶりについて考えていたら,デルンの実用化を果した頃のことを思い出した。9年前の今頃も,もう意識的に整理出来ない量の情報を脳に詰め込み,「決壊」させ,生理的な回復機能を利用して再組織化させようとしていた。
その混沌からデルンが誕生したわけだが,9年後にこんな形で希哲館事業が発展しているとは想像出来なかった。そういう意味では,ずっと不思議な道程で来ている。想定外なんて今更な話だった。
かつての成功体験を思い出したことも,良い兆候だと思っておこう。

{デライト高速化前の現状整理 K#F85E/A-E74C-A2D0}
希哲15年4月14日,本格的にデライト高速化に入る前の現状整理について,ここに記録しておく。
2月後半は姪を預っていたこともあり開発に集中しにくかったが,3月の頭からデライト開発はいわば「快調期」に入った。この想定外の快調でそれ以前の計画が良い意味で狂うことが多くなり,3月8日からは計画にとらわれず直感に従って作業を進めていくことにしていた(日記)。
この快調によって,より高い完成度での新生デライトを目指すことが出来るようになり(第三次デライト市場戦略),3月20日,収益目標達成の努力期限を5月1日に延長,28日にはこれを必達期限として,同時に短期集中生活に入った(日記)。短期集中生活は今月10日に終え,やり残した待っ読ボタン実装は昨日一段落した。これが「デライトこれまでのあらすじ」といったところか。
少し落ち着いたところで,次の作業に入る前に現状を整理することにした。収益目標達成期限まで残すところ半月,作業の優先順位を見極める必要があった。短期間にこれだけのことがあると,流石に頭の中も混乱気味だ。もやもやしたものを晴らしておきたかった。
現在のデライト開発の速さと予測不可能性を考えると,やはり中途半端な計画は足枷にしかならない。「黄金循環高速化」としてのデライト高速化を中心に,機能追加,文書整備,宣伝等々,全てを臨機応変に巻き込みながら片付けていく,というのが現状での最適解と結論付けた。
デライトにとって最大の付徴は輪郭法であって,枝葉末節の機能ではない。それを磨き上げ,伝わりやすくする作業でもある。
作業項目としての「デライト高速化」を意識し始めたのは2月17日の開発からだった。当初は機能追加よりも優先し,文書整備と並行させることを考えていた。その後,快調期に入ってから機能追加の優先順位が上がり,特に Dex によるデラング整備を優先するようになっていった。
今月頭の時点での大まかな見通しは,10日までに必要な機能追加,20日までに新生デライトの仕上げ,文書整備を終え,21日から第三次宣伝攻勢を開始,並行してデライト高速化を進める,というものだった(1日の日記)。
ところが,@icl() 周辺整備をきっかけに入った小理腑が,1〜2日という想定よりも長引き(6日間),上旬がほぼ潰れた。更に,これが思わぬ体感表示速度向上に繋がったことで,一気に高速化への持ち辺が高まった。この頃から,どちらかといえば後回しにするつもりだった高速化を最優先にすべきではないか,と考えるようになっていた。待っ読ボタン実装を終えた昨日の時点でほぼ腹が決まっており,最終確認のためにこの現状整理をしているわけだ。この判断は収益目標達成の成否に直結するだろう。
デライト高速化の主な意義としては,用者体験の向上,SEO,負荷軽減の3つを当初から見込んでいた。
小理腑後は,これに開発効率・描出効率の向上という意義が加わった。手定め時間の短縮にもなるし,より描出の質を上げ量を増やすことにも繋がるだろう。頭では分かっていたことだが,速いデライトを体験して実感が出てきた。この「先行体験」をさせてくれた小理腑の影響が大きい。
Dex 以後,デラングを活用することにした文書整備にも寄与することになる。
高速化に並ぶ大きな作業分類であるデラングを含む機能整備(機能追加),文書整備と比べても,やはり高速化が優位だろう。何より,高速化は技術面でも設計面でもデライト向きであり,この中で最も「伸ばせる」ところだ。本領発揮と言ってもいい。
機能追加が訴求するかどうかは当たり外れが大きい。開発者が求めているものと用者が求めているものは異なることが多いが,用者が求めているものと必要としているものも往々にして異なる。要望に応えても,思ったより必要なかったということもある。これは用者が馬鹿だからではない。開発者ですら,思ったより要らなかった,要らないと思っていたが意外と便利だった,ということは多々ある。人間そんなものだ。それでも,十分な時間があれば「数撃ちゃ当たる」で成功確率を高めることは出来るが,今はそうではない。
そもそも,現状デライトの活動用者は極端に少なく,動向を分析する標本にもならない。まずは入り口の手前にいる人達を呼び込む必要がある。そのためには,一部の用者しか使わない高度な機能よりも第一印象が重要であり,これに寄与するのは高速化だ。
また,機能追加には程度の差こそあれ通信や処理上の負荷が伴なう。予定している機能を現状のデライトに全て詰め込めば明らかに重くなるのは目に見えている。
文書整備に関しては,ある程度機能整備が済んだところか,少なくとも機能整備と並行させなければ作業効率上の問題がある。これだけ仕様変更・機能追加が激しい状況でなまじ文書を追随させても修正回数が増えるだけだ。先の理由で機能整備を後回しにするなら文書整備も後回しにするほかない。
現状,「使い方」などの文書は離立補完を最後にほとんど更新しておらず,実装との乖離が激しくなっているが,逆に言えば,無駄な修正作業が省けたということだ。新生デライトが熟れるまで放っておくのも一つの手だろう。
宣伝においても体験を重視するようになる中で,相対的な重要性が低下していたということもある。「良い文書のある悪い体験」よりは「悪い文書しかない良い体験」の方がマシだ。
「黄金循環」は,1月から再認識し,2月までよく言及していたが,3月からは快調期の目まぐるしさで横に置いていた。
振り返ってみると,2月20日の日記で高速化との結合を予期するようなことを書いている。ただ,それほど強く両者の結合を意識していたわけではなく,黄金循環高速化の手段も明確ではなかった。「全知検索の改良」と言っても,基本的な部分で問題の多かった希哲13年頃に比べ,今では範囲が広過ぎる。
快調期以後,計画ではなく直感に従うという戦法で難局を上手く切り抜けてきたが,「次の作業」を意識するようになった短期集中生活終盤あたりから,作業の軸になるものが欠けていると感じていた。
ここで高速化と黄金循環が結合してその軸として機能し始めるのだから,劇的な展開と言うほかない。ここまでの経験が全て一つに繋がったことになる。

{希哲15年4月12日10歩 K#F85E/A-E74C-C35E}
散歩中に KNEST 隠しの設計方針について進展があったため,軽くまとめ。
KNEST 隠し実装は2月9日に再開してからまた停滞していた。デルン/デライトに最適で見通しの良い隠し実装について少し迷いがあった。
先月中旬頃だったか,自我情報の取得が削りやすいことに気付き,自我の隠し化から着手しようとは思っていた。比較的少数で全ての輪郭に関わり,出与え量は少なく更新頻度も低いため,最も隠しとして利用しやすい。
難しいのは輪郭やページ単位での隠し化で,とにかく量が膨大で握接が分散するため,自我と異なり工夫が必要になる。
少なくとも,握接頻度で隠し全体を一定の大きさに保っておかないと破綻するのは目に見えている。
ここで,握接のたびに浮上して,一定数を越えると沈んでいるものから破棄されていくようなリストを連想配列とは別に持っておくことを考えた。効率的な理積み(特に重複の削除)は別に考える必要があるが,これなら隠し管理をだいぶ単純化出来る。
各隠しには隠し化した時点の時印を持たせておくことも考えていたが,これは応付にしておく。サービスの性質上,実出与えの反映に時間差を持たせたくない場面も多く,一律に持たせても無駄な出与えになる可能性が高い。

{希哲15年2月20日の日記 K#F85E/A-E74C-CC89}
残りの半休を使い,昨日激しく動かした身体を休めた。しかし,顔はよく引き締まって見え,最近たるんでいたことを強く実感した。
一昨日の日記に書きたかったことだが,デライト文書整備においても宣伝においても,言語表現にとらわれず,「体験第一」を軸に考えることが重要だという思いを日毎強くしている。体験に誘導し,体験を邪魔せず,出来れば体験を補助するように設計していく必要がある。
それを反映してか,最近は自然と SEO に関心が向いている。高速化同様,SEO においてもデライトの潜在力は極めて大きい。これまでにない量・密度で情報を関連付けるデライトの設計には,枝葉末節の対策よりもはるかに大きな SEO 上の価値がある。体験への誘導手段として,これを活かさない手はない。
やはり,用者体験の向上と SEO の一石二鳥という点でも,文書構造最適化の次は高速化に着手するべきなのだろう。
収益目標達成は,このまま黄金循環を加速させ続けて押し切るしかなさそうだが,それだけで十分達成が見込めるということでもある。
