この急展開に気持ちも追い付いてきたようで,調子が上がってきたところだが,睡眠調整も必要なので少し抑制した。
下の姪はここ2週間ほどのあいだに急によく喋るようになった。上の姪もそうだったが,言語の学習曲線というのはこんなものか。
姪達が来て騒がしかったのもあるが,ほとんど今後の組計についての考え事で終わった。それなりにまとまったので良しとする。
まず,得るものが非常に多い新生全知検索整備は最短で終わらせたい。その後は,輪郭整備兼文書整備を増やしていく。これは先々月末に思い付いてから一度も実行出来ていなかった。開発が進んでいないと文書もまとまらないし,進んでいると勢いを止めたくないので,結局気分が乗らなかった。
先月の第二次用合い改良と輪郭小窓実装の成功で,その心境にも多少の変化がある。新生デライト開発はこれで最も高い峠を越えた。革新を経て改良の段階に入る。要するに,もう十分に新生デライトを体験してもらえる水準にある。
今のデライトを触って理解出来ないとしたら,それは枝葉末節ではなく根本的な部分でデライトを理解出来ていないということだ。「第四次宣伝攻勢に向けて」にも書いたことだが,本格的に「伝え方の問題」に焦点を絞るべき品質に達したと思える。やはり転換点なのだろう。
とりあえず,10日までは精一杯やり,後のことはそれから考える。20日までは使えるが,場合によっては早めに長期戦の態勢に入るかもしれないし,9月一杯使って短期決戦の態勢に入るかもしれない。
ここ2週間ほど上の姪の調子が悪かったらしく,数日前に来た時も少し顔色が悪く元気がなかった。結局,ただの口内炎で不機嫌だったようだ。すっかり元気になっていた。
子供にはよくあることなのだろうが,変な病気にでもかかっているんじゃないかと心配していたので良かった。
dlt.kitetu.com
}{父}{電話}{進捗}{希哲15年8月13日の開発}{転送用}{使っていない}{直った}{nginx の再起動}(30)父からの電話で,kitetu.com から dlt.kitetu.com への転送が SSL 証明書の問題で効いていないことに気付いた。
先月28日に SSL 証明書の更新をした際,一つの捌き手で nginx の再起動を忘れていたことが原因だったため,すぐに直った。
気付かないくらい今は転送用でしか使っていないが,多少トラフィックに影響があったかもしれない。2週間程度で済んで良かった。
昨日,2日分の作業はしてしまったため,半休にし,事務的な問題を片付けたり,振り返りや軽い作業をしながら過ごした。
6月の一日一文は11編。よく休んでしまった気がしていたが,内容の濃さを考えると,3日に1編以上書けていたことにむしろ驚きがあった。計ったわけではないが,凡人思想について書いた「超人を越えた凡人への旅」に始まり,ジパング計画について書いた「日本はどう逆転するか」で終わるという,首尾の良さも不思議なくらいだ。
「日本はどう逆転するか」を書き上げるために短時間睡眠となったが,気分はすこぶる良く,晴れ晴れとした気持ちで新しい月を迎えることが出来た。よほど吐き出したいことが溜まっていたのだろう。
昨日終盤は疲労もあり,いよいよデライト収益目標達成の大詰めという時にこんなことをしていいのだろうか,という気持ちも皆無ではなかったが,終わってみれば書いて良かった。
昨日久しぶりに深夜まで作業をしたが,ふと,本来であれば追い込みの時期に9時頃に寝て5時頃に起きるような生活をしていてもいいものか,とも思った。
デライトの早期成功を確信したはいいものの,その後,なまじ余裕があるせいで手を広げ過ぎてしまっている感もあるので,もう少し目先の利益に焦点を合わせるべきかもしれない。
生活律動の乱れついでに,この際また最長2週間の短期集中生活に入るかどうか夜まで迷ったが,これはまだ止めておくことにした。
現状,生活律動を保ちながら持続可能な範囲で限界に近い進捗は出せているので,これ以上出すとなると持って2〜3日だろう。使い所を見極める必要がある。
昨日の時点で疲労の蓄積は限界に近付いていたが,今日もやはり疲労感が強かった。だらだら一日一文を書いたところで気力が尽きてしまった。
これ以上は無理をしても非効率なだけと判断,24時を過ぎたところで一日のまとめに入り,短期集中生活を終えることにした。待っ読ボタン実装は手を付けたばかりのところで中断した。尾を引かない短期集中生活は経験上2週間が限度と見ていたが,今回もそれが実証された。
今回の短期集中生活でも想定より出来たことと出来なかったことがあるが,今出来るだけのことを全力でやってみて,その結果を早期に得られたということが何よりの意義だ。これを踏まえて,今後の組計を最適化していくことが出来る。
先月28日からの2週間,開発上の主な収穫は,共有ボタンの完成(30日),窓間同期仕様の進展(〃),Aejs の iframe 干渉不具合解消(31日),@icl() 実装改良(1日),画像補完実装改良(〃),追記系道手・挿入系道手の整理(2日),小理腑による保守性・体感表示速度の大幅向上(3日〜8日)……等々と,やはり想定外だったことが多い。気付くべきことに早く気付けたということでもある。
開発以外では,一日一文の再開(7日)も大きい。今後,有力な発信手段になる可能性を感じている。
次の焦点は,20日までにどれだけ高い水準で新生デライトを仕上げられるかだ。小理腑などで開発効率は大きく改善しているので,これを最大限に活用したい。
疲労のせいか,今日の一日一文は妙に内省的というか,自分向けに書いてしまった感がある。まあ,キリの良いところでデライトの現状を再認識出来たので丁度良かったのかもしれない。
しかし,粘れば確実に勝てるという状況でも,勝つまではこんなにそわそわした気分で落ち着かないものか。
意を決し,この日から4月10日までの短期集中生活に入ることにした。デライト収益目標達成の必達期限は11月1日としていたが,努力期限としていた5月1日を必達期限に置き換える。つまり,この一ヶ月で決着を付ける覚悟をしたということだ。
4月最後の1,2週間でラストスパート的な短期集中生活に入る可能性は想定していたが,入らなくて済む可能性も残していた。あくまでも努力期限として,収益目標未達になることも無論想定していた。失敗出来ない状況になれば短期集中生活に入ることは避けられず,どうせ入るなら早い方が良い。新生デライトをある程度形にしておきたい4月上旬まで,偶然にもこの日からちょうど14日間だった。経験上,容易に生活律動矯正出来る限度だ。連日興奮気味でどの道まともに眠れそうにないということもあった。
このごろ,デライトが希哲館事業全体に累新をもたらしているように感じる。初心に返ってみることが多くなったり,長年死蔵していた物事が続々と息を吹き返している。デライトが心臓となって事業全体に再び血が巡ってきたようだ。
デライトの成功に焦点を絞り,あらゆる利素をデライトに注ぎ込んだ成果と言えるだろう。このデライト集約によって立ち塞がっていた壁を突破することが出来たのは間違いないが,ずっとこのままというわけにもいかない。デライト開発が快調に進むにつれゆとりが出来,視界が広がってくると,今度はその視野の狭さが足枷になってくる。
と言っても,このことにはっきり気付いたのはついさっきのことで,そのきっかけはつい前日,希哲館本館構想が急速に具体化してきたことだった。あえて目隠しをしていたようなものとはいえ,希哲館事業全体に対する視野を失っていたことの意味に気付かされた。
希哲館事業の成功とデライトの成功は必ずしも一致しない。デライトの成功が確実になる代わりに希哲館事業の成功が皆無になる道と,デライトの成功が危うくなる代わりに希哲館事業の成功が雀の涙ほどありうる道があれば,迷わず後者を選ばなければならないのが希哲館執務長という立場だ。私はデライト開発者である遥か以前に,執務長として希哲館事業の成功に責任を負っている。
そう考えれば,今の歩みは明らかに遅過ぎる。5月1日までの収益目標達成に失敗すれば多少の調整期間を挟む必要があり,6月,7月とずれ込んでいく可能性が高い。それでも必達期限は11月1日なのだからまだまだ余裕がある。それに失敗しても生活に困るわけでもなく,デライトは細々と運営していける。何年か後に成功していれば世間的には大成功で,それはまず確実なのだから焦る必要は全く無い。心のどこかにそんな気持ちがあったことは否めない。希哲館執務長ではなくデライト開発者になっていたからだ。
デライトは極めて重要な希哲館事業の一環ではあるが,所詮は一環だ。デライトの成功は,希哲館事業の成功の爪先にも及ばない。その後にやらなければならない仕事はデライト開発の何百倍とある。デライト収益目標達成ごときにてこずっているわけにはいかない。
最近,日々の展開のあまりの速さに目が回るなどとよく書いていたが,これも今思えば情けない泣き言だ。実際,昨日大きな心境の変化があったかと思えば,今日また新しい心境が開けるのだから,頭の中が洪水のようだ。前日の考えをまとめるだけで半日かかっている。宇宙飛行士の訓練ではないが,これは慣れるべきことなのだろう。むしろ,毎日加速を続けなければ寿命が千年あっても希哲館事業の成功を見ることは出来そうにない。
来月10日までは寝食を忘れてでも頭が働く限り開発に専念し,誰に見せても恥ずかしくない新生デライトで5月1日までの収益目標達成を確実にする。11月1日には希哲館仮本館が出来ているくらいの勢いで加速し続けたい。
やはりここ数日もデライト収益目標達成後のことをついつい考えてしまっている。デライトのためにも理想の個人開発室が欲しくなり,久しぶりに鎌倉の物件まで調べてしまった。
理性はまだまだ危機感を持っていろと言っているが,気持ちはすっかり成功を確信して浮かれている。それだけデライト開発が急速な進展を見せているのも,周辺諸状況が良好なのも確かだが,我ながら少し心配になる。
今日の開発では新デラング実装の初回出振るいを達成した。機能的な改良もさることながら,保守性・拡張性の飛躍的向上に計り知れない価値を感じている。
直感で Dex 実装作業を始めた9日からわずか2週間で,長いこと等閑にされていたデラングはデライト開発の主題と化したと言っても過言ではない。軽標記言語の記法と処理に関する知見の蓄積も凄まじい勢いで進んだ。目も回るわけだ。
そもそも「意味を書く」ことの探求から始まり,意味記述と意味管理を表裏一体のものとして捉えたのがデルンだ。ついこの間まで,その言語を等閑にして新生デライトなどと考えていたことすら今となっては不思議に思える。