{デライトは早過ぎた K#F85E/E74C-505B}
宇田川浩行まただいぶ間をあけてしまった一日一文だが,少しゆとりも出来てきたのでぼちぼち再開したい。継続性について考えてしまうといつまでも再開出来ないので,停止したり再開したりは今後も繰り返しながら,あまり気負わずやっていく。
半年ほど前から,デライト市場戦略にも大きな変化が生じている。個人知識管理サービス市場での競争よりも SNS 市場での競争という意識の変化だ。
当初から次世代の個人知識管理サービス(高機能メモサービス)としての売り込みを考えてきたデライトだが,2年以上の市場活動を通して,“時期尚早”の感が拭えなくなってきていた。
「デライトは従来の個人知識管理サービスとは桁違いの情報を扱える」という趣旨の発言をしたところ,その意図を全く理解出来なかった一部界隈から怒られるという,今となっては笑い話のような出来事(N10K 騒動)もあったが,最近,Notion の小さな流行にも考えさせられることが多かった。
綺麗で仕組み作りが楽しいと評判の Notion は,個人知識管理においてはどちらかというと初心者向けのツールだ。
よく,「勉強が出来る人のノートは意外と汚い」などと言われるが,個人差はあれど,その傾向があることに不思議はない。優れた記録術というのは,自分にとって必要な情報を的確かつ効率的に記録して取り出せる技術であって,それは他人から見て綺麗なものではないことが多い。それどころか,自分の理性に反するものであったりもする。
{希哲17年7月24日の日記 K#F85E/0758-7805}
宇田川浩行明日から長期安定体制仕上げの後半戦だが,旧雑務も想定より早めに片付きそうで,早速気持ちが弛緩し始めている。
長期安定体制の完成まであと一息という希哲館事業・デライトとは対照的に,Twitter は崩れ落ちる音が聞こえそうなくらいの混乱ぶりで,ついに,Twitter の名称と語体を「X」に切り替えるそうだ。既存用者が気の毒なくらい,ブランディングやデザインの観点からは明らかな悪手だが,色々考えさせられた。
イーロン・マスクが,センスの権化のような存在だったスティーブ・ジョブズと一部で並び称されることにずっと違和感があったのだが,やはりこの人には根本的にセンスがない。
「X」になんとなく既視感があるなと思ったら,14歳くらいの頃の自分も,「X」のような意味深な名前で,漠然と万能な凄い司組を作りたいというようなことを考えていたからだったことに気付いてしまった。イーロン・マスクという人は,本当にその辺の中2の感性を何のひねりもなく50過ぎまで持ち続けているのだなと思う。難解で理解出来ないのではなく,幼さが痛いほど分かってしまう。
司組も大きく改変されて,Twitter というブランド・根想が辛うじて,表面的に Twitter らしさを保っているだけだなと思っていたところなので,この変更をもって事実上「Twitter の終焉」とすべきなのかもしれないとも考えた。しいて言えば,用者と献典が依然として残る遺産だが,それも,所有者の感性がこれだと腐っていく気しかしない。
もっとも,とっくの昔にゾンビ化していた Twitter をそのまま健全化するなんてことは最初から無理な話だったわけで,マスクはその現実を覆い隠さず世間に突き付けただけとも言える。ゾンビになっても騙し騙し生かされてきた Twitter にとっては,ようやく安らかに眠れる良い機会かもしれない。
{希哲17年5月27日の日記 K#F85E/E74C-F8E6}
宇田川浩行引き続き半休にして,臨海公園を長めにぶらぶらしたり,頭の中を整理したりしながらのんびり過ごせた。
最近,またちょくちょく新規用者が入ってきてくれるようになった。昨年もこのくらいの時期に新規用者が増えたので季節的なものもありそうだが,t_w 氏を筆頭に用者の積極的な協力に大きく助けられている。
実は以前から薄々感じていたことだが,デライトの集客上の問題は,分かりにくさでも使いにくさでも市場戦略でもなく,ごくごく単純に「宣伝不足」なのではないかという思いが日に日に強まっている。一通りの試行錯誤をして,デライト市場戦略も大きな節目を迎えた時期なので,残ったこの問題を直視するゆとりも必要性も出来てきた。
これまで,SEO や SNS で金も時間も使わずに集客することにこだわっていた。金と時間のほとんどを開発に費していたのでそれしかなかったとはいえ,ただでさえ分かりやすいとは言えないデライトを代償なく広めようというのもかなり夢想的な筋書きではあった。せめて並の広告費をかけてからでなければ本当の集客上の問題点は浮かび上がってこないだろう。
このまま長期安定体制に落ち着けば多少の広告予算は確保出来るので,外部媒体にデライトの広告を打つことも考えていきたい。
{希哲17年5月18日の開発 K#F85E/E74C-D6EC}
宇田川浩行{全てのデライターへ K#F85E/E74C-CA32}
宇田川浩行デライトも公開から2年半ほど経ち,色々な人が興味を持ってくれたり,使ってみてくれたりした。遠くから眺めているだけの人,登録してみただけの人,たまに使う人,いつも使っている人……風変わりなデライトでも,出会った人の多様性は他のサービスとさして変わらない。
感謝
私は,そんな全ての“デライター”とデライターの卵達に深く感謝している。付き合いの長さも深さも関係ない。デライトに否定的な人ですら,知ってくれただけでありがたいと思う。
これがよくある社交辞令ではないということは,前回の一日一文,「デライトの歩み」を読めば分かるだろう。そもそも全く無謀な挑戦として始まったのがデライトだ。成功どころか,誰にも認められず終わるかもしれない。それならまだいい。弾圧や暗殺で命を失うかもしれない。10代の内にそこまで想像して葛藤を乗り越え,20年かけてここまで来た。
たとえるなら,デライトの歩みとは,真っ暗な巨大洞窟を一人で彷徨うようなものだった。どこかに新しい世界につながる出口がある。生きている内に辿り着けるかどうかは分からない。そんな洞窟を歩き続けていた時に見えた光,聞こえた人の声。それが私にとってのデライト利用者であり,デライトへの声だ。
そして今,デライトは「完全な成功」一歩手前と言えるところまで来ている。すでに夢のようなことだ。感謝せずにいられるだろうか。
代表的デライター
{希哲17年3月21日18歩 K#F85E/E74C-DE83}
宇田川浩行<svg>
}(49){希哲17年2月5日4歩 K#F85E/E74C-3A69}
宇田川浩行公式の見本ページを参考に Mermaid の装体調整で終了。
なぜか円画表が必要以上に大きく表示され見にくかったため,aria-roledescription="pie"
の場合のみ <svg>
に max-width: 75%
を設定した。他の画表は横幅によって中央寄せが適切でない場合があるが,円画表はある程度一定の大きさで目立つように表示されるため中央寄せにしておいた。これで概ね見本通りに表示されるようになった。
幅狭領当てで円画表の見出しや凡例が見切れてしまうことがあるが,これは公式見本でも同じなのでいったん保留。
違了表示が梱体を突き抜ける問題もあったため,親要素に overflow: hidden
を設定しておいた。