一年後を見据えるようになったことで,少しずつ意識が変わってきた。
デライト宣伝の時間対効果は相変わらず高いが,やはり,デライトの成功には早過ぎるような気がしてきた。
通常,ネットでの地道な宣伝には最低でも半年程度の様子見が必要で,他の個人知識管理サービスも有名になるまでにはそれなりの時間をかけている。常識的に考えればまだ焦るような状況でもない。むしろ,無理な焦りで無駄な疲弊を招くことが自殺行為になりかねない。
これまでは狩猟採集のように効率的に用者を誘い込むことばかり考えてきたが,今は農耕の気構えで,認知の種蒔きをする時期だと思えるようになってきている。
最近,自分の人生観の甘さ,苦労知らずぶりを痛感することが多いということも心境の変化の一因かもしれない。デライトの成功までにもっと苦労しないと申し訳ないというか,もうちょっと苦労してもいいか,という気分になってしまっている。
デライト収益化に関しては,年末までの比較的短い延長戦の可能性を捨てきれず微かな迷いが残っていたが,気持ちの整理がつき,正式に来年11月1日までの期限延長を決めた。得るものの大きさと代償,早さと確実性,色々天秤にかけてみると,結局これが最適解なのだろうと思う。