
{希哲16年1月13日の睡眠 K#F85E/E74C-5BE6}

{希哲15年11月17日の日記 K#F85E/E74C-677F}
しっかり運動したせいか,昨晩はよく眠れた。最近,睡眠の質が落ちていると感じていたが,やはり運動不足が大きいようだ。
朝から調子が良かったが,まだ疲労感が抜け切っていないため,午後からはのんびり過ごした。
身体の内部的な消耗への懸念から今年一杯は休養が必要かもしれないと思っていたものの,このまま無理せず少しずつ調子を整えていけば1週間程度で高進捗と回復力が釣り合ってきそうだ。急がば回れとはよく言ったものだ。
希哲館事業の重圧なんて本来生身の人間がまともに背負えるものではない,ということを忘れると身を滅ぼす。すっかり日常になり麻痺していた。休み休み引きずっていく,くらいの心構えで丁度良いのだろう。
今日はふと思い立って近くの快活CLUBに行ってみた。大人になってから漫画を読むことがほとんどないので,久しぶりに読みたいと思っていた。
漫画喫茶は,むかし時間潰しで何度か入った都内の店があるが,狭い・汚い・煙草臭いとあまり良い印象が無かったので,適当な所に入るのも気が進まなかった。
そこで,昔一度だけ行った記憶がある近くの快活CLUBを思い出した。確か日本橋に転居する直前くらいの時期だったから,10年以上前のことだ。当時は漫画を読むためではなく,ノート PC を持ち込んで仕事をしようとしていた気がする。自宅での作業がなかなか捗らず,あちこち移動しながら作業環境を変えてみていた頃だ。いま自宅で作業に没頭出来るようになっていることを考えると凄まじい進歩だ。
評判が良いだけあって快適で良い気分転換になったが,試行錯誤していた昔の自分を思い出せたことも大きな収穫だった。ますます今の環境を大事にしようと思えた。

{希哲15年4月19日の日記 K#F85E/E74C-0F65}
姉が退院し,赤ん坊を連れてやってきた。今日から1週間ほど滞在する予定だ。長女も一緒のはずだったが,軽い風邪を引いていたため一旦帰った。
初めて抱く赤ん坊は言わずもがな可愛いものの,当面の共同生活がどれだけデライト開発に影響するかは未知数だ。少し前から決まっていたことながら,何とも言えず組計上はあえて無視していた。今日は何かと手伝いもありお祝い気分でもあり,一日一文を書くので精一杯だった。
ここまでは短期集中生活後に十分取れていなかった休養だと思えばまだ問題ではないが,これ以上デライト開発を失速させないように気を引き締める。
まず,一日の最後に書こうとすると気力が残っていないということがあるため,執務の中程で気分転換も兼ねて書くようにする。読まれやすい時間帯も考えると,18時前後が最適だろう。
題材選びはやはり難しい。書きたいことは山ほどあるが,1時間程度でまとめられることとなると限られてくる。大きく・重くなり過ぎたり,逆に内容不足になったりする。これは日頃ネタを溜めておくしかないか。
赤ん坊の泣き声や突然の呼びかけに応えなければならない状況では楽曲より聴きやすい。ラジオのように気が散る情報は少なく,動画のように視覚を奪うこともないため,比較的集中力を保ちやすい気がする。文章の律動感も学べる。

{希哲15年3月28日の日記 K#F85E/E74C-5782}
意を決し,この日から4月10日までの短期集中生活に入ることにした。デライト収益目標達成の必達期限は11月1日としていたが,努力期限としていた5月1日を必達期限に置き換える。つまり,この一ヶ月で決着を付ける覚悟をしたということだ。
4月最後の1,2週間でラストスパート的な短期集中生活に入る可能性は想定していたが,入らなくて済む可能性も残していた。あくまでも努力期限として,収益目標未達になることも無論想定していた。失敗出来ない状況になれば短期集中生活に入ることは避けられず,どうせ入るなら早い方が良い。新生デライトをある程度形にしておきたい4月上旬まで,偶然にもこの日からちょうど14日間だった。経験上,容易に生活律動矯正出来る限度だ。連日興奮気味でどの道まともに眠れそうにないということもあった。
このごろ,デライトが希哲館事業全体に累新をもたらしているように感じる。初心に返ってみることが多くなったり,長年死蔵していた物事が続々と息を吹き返している。デライトが心臓となって事業全体に再び血が巡ってきたようだ。
デライトの成功に焦点を絞り,あらゆる利素をデライトに注ぎ込んだ成果と言えるだろう。このデライト集約によって立ち塞がっていた壁を突破することが出来たのは間違いないが,ずっとこのままというわけにもいかない。デライト開発が快調に進むにつれゆとりが出来,視界が広がってくると,今度はその視野の狭さが足枷になってくる。
と言っても,このことにはっきり気付いたのはついさっきのことで,そのきっかけはつい前日,希哲館本館構想が急速に具体化してきたことだった。あえて目隠しをしていたようなものとはいえ,希哲館事業全体に対する視野を失っていたことの意味に気付かされた。
希哲館事業の成功とデライトの成功は必ずしも一致しない。デライトの成功が確実になる代わりに希哲館事業の成功が皆無になる道と,デライトの成功が危うくなる代わりに希哲館事業の成功が雀の涙ほどありうる道があれば,迷わず後者を選ばなければならないのが希哲館執務長という立場だ。私はデライト開発者である遥か以前に,執務長として希哲館事業の成功に責任を負っている。
そう考えれば,今の歩みは明らかに遅過ぎる。5月1日までの収益目標達成に失敗すれば多少の調整期間を挟む必要があり,6月,7月とずれ込んでいく可能性が高い。それでも必達期限は11月1日なのだからまだまだ余裕がある。それに失敗しても生活に困るわけでもなく,デライトは細々と運営していける。何年か後に成功していれば世間的には大成功で,それはまず確実なのだから焦る必要は全く無い。心のどこかにそんな気持ちがあったことは否めない。希哲館執務長ではなくデライト開発者になっていたからだ。
デライトは極めて重要な希哲館事業の一環ではあるが,所詮は一環だ。デライトの成功は,希哲館事業の成功の爪先にも及ばない。その後にやらなければならない仕事はデライト開発の何百倍とある。デライト収益目標達成ごときにてこずっているわけにはいかない。
最近,日々の展開のあまりの速さに目が回るなどとよく書いていたが,これも今思えば情けない泣き言だ。実際,昨日大きな心境の変化があったかと思えば,今日また新しい心境が開けるのだから,頭の中が洪水のようだ。前日の考えをまとめるだけで半日かかっている。宇宙飛行士の訓練ではないが,これは慣れるべきことなのだろう。むしろ,毎日加速を続けなければ寿命が千年あっても希哲館事業の成功を見ることは出来そうにない。
来月10日までは寝食を忘れてでも頭が働く限り開発に専念し,誰に見せても恥ずかしくない新生デライトで5月1日までの収益目標達成を確実にする。11月1日には希哲館仮本館が出来ているくらいの勢いで加速し続けたい。

{希哲15年3月8日の日記 K#F85E/E74C-28D3}
デライト開発は連日快調だが,そろそろ組計を見直す必要がある。
デライト文書整備を終えてから第三次宣伝攻勢に入り,高速化を進めながら今月中の収益目標達成を狙う,という計画だったが,まだその文書整備に終わりが見えない。
今月に入ってからだけでも,毎日のように新しい発見があり,思わぬ形でデライトの課題が解決していく,ということがある。総合的にデライトは期待を越えるものになっているが,計画は狂っていく。嬉しい悲鳴といったところか。
特に,昨日からデラング整備についての考えが急速に進展していることが大きい。これまで具体的な見通しが全く立っていなかったが,正味3日もあれば一通りの機能は揃えられるだろう,というところまで来ている。
当然,それ自体はデライトにとって大きな進展だが,すでに1週間以上計画が遅れている状況でその3日を追加するのは少し苦しい。
脳爆発のような状態で,優先順位も考えなければならないとなると手が止まりがちだ。心身の調子が良いので高進捗は保っているが,そろそろ危ない。
計画は狂っているが成果は計画を越えているということは,作業の最適化が進んでいるということであり,間違っているのは計画の方だ。
明日からはあまり順序にこだわらず,思いついたことから片付けつつ,デライト宣伝も段階的に増やしていくことにした。そもそも宣伝停止をしているわけではなく,運用しているだけで検索演心が宣伝してくれている。宣伝攻勢開始前でも収益目標達成が狙えないわけではない。
今月中に達成出来なかったとしても,もとの必達期限は11月1日だ。それも間に合わなかったとしても,デライト開発は続けられる。収益目標達成を急ぐのは,死活問題だからではなく,ほとんど心情の問題だからだ。
今デライトがこの状態にあることはやはり喜ぶべきことなのだろう。

{希哲14年10月28日の日記 K#F85E/E74C-F9A3}
昨日は29日に結論を出すつもりだったが,一日じっくり考え,月内のデライト収益化は無理と判断,年内までの延長戦に備えることを決めた。
20日に第二次宣伝攻勢を開始してから一週間で,それまで感じていた「最後の壁」に小さな穴があいた。それ以前よりずっと深く声が届いているのは間違いない。
しかし,想像していた壁とはどうも「材質」が違うのではないか,という気がしていた。穴をあければ亀裂が広がって崩れ落ちるような壁を想像していたが,小さな穴が綺麗にあいた感じで,分厚い粘土のようだ。この穴を広げるには時間が必要かもしれない。
未達の要因として,用合い改良が当初見込みより1ヶ月以上長引いたことは当然大きい。これ自体は必要なことだったと思えるが,かといって組計が狂わないわけはない。
最初から長い目で見て悠長に構えていれば,いまデライトがこの早さでこの品質に達していなかっただろう。こういう場合,必要なのは後悔でも反省でもなく的確かつ迅速な軌道修正だ。
宣伝には時間以上に「期間」が重要であるということもデライト宣伝を通じて体で学んだ。毎日12時間の宣伝を1週間続けるより,毎日3時間の宣伝を4週間続けた方が効果的だ。
その意味で宣伝期間不足だったのも否めない。振り返ってみて自分で驚いたが,8月13日のデライト実質離立(離立補完終結)からまだ3ヶ月も経っていない。そのうち,用合い改良で停止していた1ヶ月ちょっとを引けば,これまでの宣伝期間は1ヶ月半だ。体験が濃密過ぎて全くそんな気がしなかった。
一日の中で十分な時間対効果が望める宣伝時間帯は限られているため,時間だけあっても持て余してしまう。開発には時間があるに越したことはないが,集客出来ていない状態で開発を進めても,誰も使わない機能に時間をかけることになってしまう。
宣伝停止中の用合い改良のように,全ての時間を投じて一刻も早く終わらせなければならない作業は今後ほぼ必要ないだろう。つまり,これからは少し時間が余ることになる。
毎日必要十分な改良作業と一定時間の宣伝を継続し,余った時間は資金調達などに使う。これでデライト収益化は達成出来る段階に来ている。穴の広がりが遅いのも,安定拡大戦略の観点からはむしろ好都合かもしれない。
用合い改良による「最後の壁貫通」を最大の収穫として,先月16日からの短期集中生活も解除することにした。今のところ体調に問題はないものの,これ以上こんな生活を続けるわけにもいかない。心地良かった焦燥がここ数日で気持ち悪いものになってきているのも感じていた。このあたりが限度だろう。
明日からは野暮用で夜となく昼となく奔走することになるので完全に生活律動を取り戻すことは難しいだろうが,可能な限り元の生活に近付ける努力をしていく。
今日は気持ちを整理出来てずいぶん清々しい気分だった。久しぶりにゆっくり睡眠を取ることにした。
