昨日は29日に結論を出すつもりだったが,一日じっくり考え,月内のデライト収益化は無理と判断,年内までの延長戦に備えることを決めた。
20日に第二次宣伝攻勢を開始してから一週間で,それまで感じていた「最後の壁」に小さな穴があいた。それ以前よりずっと深く声が届いているのは間違いない。
しかし,想像していた壁とはどうも「材質」が違うのではないか,という気がしていた。穴をあければ亀裂が広がって崩れ落ちるような壁を想像していたが,小さな穴が綺麗にあいた感じで,分厚い粘土のようだ。この穴を広げるには時間が必要かもしれない。
未達の要因として,用合い改良が当初見込みより1ヶ月以上長引いたことは当然大きい。これ自体は必要なことだったと思えるが,かといって組計が狂わないわけはない。
最初から長い目で見て悠長に構えていれば,いまデライトがこの早さでこの品質に達していなかっただろう。こういう場合,必要なのは後悔でも反省でもなく的確かつ迅速な軌道修正だ。
宣伝には時間以上に「期間」が重要であるということもデライト宣伝を通じて体で学んだ。毎日12時間の宣伝を1週間続けるより,毎日3時間の宣伝を4週間続けた方が効果的だ。
その意味で宣伝期間不足だったのも否めない。振り返ってみて自分で驚いたが,8月13日のデライト実質離立(離立補完終結)からまだ3ヶ月も経っていない。そのうち,用合い改良で停止していた1ヶ月ちょっとを引けば,これまでの宣伝期間は1ヶ月半だ。体験が濃密過ぎて全くそんな気がしなかった。
一日の中で十分な時間対効果が望める宣伝時間帯は限られているため,時間だけあっても持て余してしまう。開発には時間があるに越したことはないが,集客出来ていない状態で開発を進めても,誰も使わない機能に時間をかけることになってしまう。
宣伝停止中の用合い改良のように,全ての時間を投じて一刻も早く終わらせなければならない作業は今後ほぼ必要ないだろう。つまり,これからは少し時間が余ることになる。
毎日必要十分な改良作業と一定時間の宣伝を継続し,余った時間は資金調達などに使う。これでデライト収益化は達成出来る段階に来ている。穴の広がりが遅いのも,安定拡大戦略の観点からはむしろ好都合かもしれない。
用合い改良による「最後の壁貫通」を最大の収穫として,先月16日からの短期集中生活も解除することにした。今のところ体調に問題はないものの,これ以上こんな生活を続けるわけにもいかない。心地良かった焦燥がここ数日で気持ち悪いものになってきているのも感じていた。このあたりが限度だろう。
明日からは野暮用で夜となく昼となく奔走することになるので完全に生活律動を取り戻すことは難しいだろうが,可能な限り元の生活に近付ける努力をしていく。
今日は気持ちを整理出来てずいぶん清々しい気分だった。久しぶりにゆっくり睡眠を取ることにした。