{全てのデライターへ K#F85E/E74C-CA32}
宇田川浩行デライトも公開から2年半ほど経ち,色々な人が興味を持ってくれたり,使ってみてくれたりした。遠くから眺めているだけの人,登録してみただけの人,たまに使う人,いつも使っている人……風変わりなデライトでも,出会った人の多様性は他のサービスとさして変わらない。
感謝
私は,そんな全ての“デライター”とデライターの卵達に深く感謝している。付き合いの長さも深さも関係ない。デライトに否定的な人ですら,知ってくれただけでありがたいと思う。
これがよくある社交辞令ではないということは,前回の一日一文,「デライトの歩み」を読めば分かるだろう。そもそも全く無謀な挑戦として始まったのがデライトだ。成功どころか,誰にも認められず終わるかもしれない。それならまだいい。弾圧や暗殺で命を失うかもしれない。10代の内にそこまで想像して葛藤を乗り越え,20年かけてここまで来た。
たとえるなら,デライトの歩みとは,真っ暗な巨大洞窟を一人で彷徨うようなものだった。どこかに新しい世界につながる出口がある。生きている内に辿り着けるかどうかは分からない。そんな洞窟を歩き続けていた時に見えた光,聞こえた人の声。それが私にとってのデライト利用者であり,デライトへの声だ。
そして今,デライトは「完全な成功」一歩手前と言えるところまで来ている。すでに夢のようなことだ。感謝せずにいられるだろうか。
代表的デライター
{希哲14年8月10日の日記 K#F85E/5B28-C8BE}
宇田川浩行北極3丁目も終わるが,今日の開発では視界が急に開けたような感覚を得た。デライト離立補完が長く暗い洞窟だったとすれば,初めてはっきりと出口が見えたような感じだ。
「技術的完済」という言葉もしばらく忘れていたが,開発が長期化すればするほどその意義は大きくなる,と言っていたことがここに来て現実の救いになった。自分で思っていたよりずっと後縁の交度が整理されていることに気付いた。ここ最近の疲労も吹き飛ぶ嬉しさがあった。
離立補完終結は正式離立から丁度半年後になる13日を予定しておくことにした。必達期限としていた20日まで1週間残せる。最悪,今月中に間に合わない場合も頭の片隅では考えていたため,十分な見通しだろう。
先月末時点では北極3丁目半ばと見込んでいたが,デライト市場戦略を練るのに多くの時間を費したことや,作業の優先順位がいくつか前後したことなどによる遅れもちょうど1週間ほどということになる。これも妥当な範囲に収まっている。
結果的にはなんだか全てが上手く最適化されているようだ。