まず,輪郭選り手抜控機能整備の出振るい後,気になった問題を概ね解消した。これで気持ち良く次の当努に移れる。今後の作業方針についての考えもまとまりつつある。色々な気付きもあったが,早く寝たいので作業時に書く。
- 再描出下書き抜控の読み取りを自我毎に出来ていなかった問題を修正。
- 実質内容のない新規描出下書き抜控が残りやすい問題に暫定対応。
- 知名・描写の片方しか下書き抜控がない場合でも合体選り手を開くように修正。
- 新規描出下書き抜控一覧のラベルを「下書き」から「他の下書き」に変更。
朝から絶好調だった。開発もよく捗った。最近,一応7時30分頃には目が覚めるが,ちょっとした家庭の事情もあり,だらだらして10時過ぎから活動を始めることが多かった。今日は久しぶりに早起きしてきびきび過ごせた。これを継続出来れば理想的だ。
やはり,この一週間における心境の変化の分析から,「新生デライトの完成」と「デライトの完全な成功」を切り分けて考えるようになったことが大きい気がする。これまでは心の全体で適度な緊張感を保つことを意識していたが,特に第四次宣伝攻勢以後,これが難しくなったように感じていた。宣伝攻勢開始当初は力み過ぎたような気がしていたが,利楽してみると今度は弛み過ぎるような気がしていた。
それからこれまで,決して悪くはなかったが,思い描いていたように絶好調な日はほとんど無く,調子に波があった。
利楽していいことと緊張感を持つべきこと,極端な二つの問題意識が混在している状況で緊張感を等分しようとすると,必ず過不足が生じる。結果として,疲れ過ぎたり弛み過ぎたりする。要は,心の利素配分の問題だ。
依然として新生デライトへの期待は大きいが,それはそれとして,デライトの完全な成功には予断なく臨むべきだろう。新生デライトの完成はあくまでも通過点だ。その先を意識するようになったことで,新生デライト開発も適度に引き締められている。
この時期にあって非常に大きな気付きだが,一日一文を書いていなければこれも無かったのかと思うと不思議な気分だ。
昨日,脳爆発気味だったせいか,少しぼーっとしてしまった。それなりに収穫も大きかったので仕方ない。
ここ一週間ほど,また少し心境の変化を感じている。やはり「デライトの歩み」のせいだろう。あの文章を書きながら,これまでの達成の重みをより強く感じるようになった。それは良いが,これからの達成もより重く感じるようになった。
サービス経営の観点から言えば,デライトの問題はいま,用者数が伸びないことだけに絞られている。それ以外は限りなく理想に近い状態にある。つい先日まで,この問題は新生デライトの完成が解決するだろうとほぼ確信していた。つまり,新生デライトの完成がデライトの完全な成功そのものだと思っていた。そしてそれは,希哲館事業が未曾有の成功を収めることを意味している。
ただ,これまでの歩みを振り返っているうちに,少し不安になってきた。わずか15年の事業で,そんな成功がありうるのだろうか。事の大きさを考えると非現実的な早さだ。成功の大きさに苦労が見合っている気も全くしない。作り話のようなとんとん拍子だ。
書きかけではあるが,あの文章で書いたことが,思いがけず自分を動揺させている。
理論や技術として完成させられるかどうかは時間の問題だと考えていた。本当の問題はその先にあった。地動説にせよ進化論にせよ,世界の見方を大きく変える考えには無理解や反発が付き物だ。常識を越えた考えであればあるほど,その壁は大きくなる。(後略)
確かに,最初の葛藤に陥いった原因は,輪郭法を理論や技術として完成させることの難しさではなかった。常識を変えることの難しさだ。これを現状に当てはめれば,新生デライトの完成を過信してはいけない,ということになる。
だからといって,やることが大きく変わるわけではない。一日一文に想定以上の時間を割いたのも,この理屈でいえば正しかったことになる。ただ,心構えは少し変える必要があるのかもしれない。
長い間課題だった描写拡縮ボタン,輪郭複製機能について大きな進展があった。
昨日の開発で最大化アイコンが出来たことをきっかけに,描写拡縮ボタンの実装イメージが固まり,実装・手定めまで概ね完了した。想像以上に早く上手くまとまった。下見機能との相性も良い。ただし輪郭選り手抜控機能整備が途中であるため未出振るい。
描写拡縮は機能的には単純だが,用合い,特に領当てが難しかった。最近,描写部下境界に重ねる形での実装を考えていたが,描写部を飛び出すと他の要素に干渉してしまう。かといって余白を無駄に広げたくない。これは,下部の陰影に重ねつつ,初期化時点でスクロール可能な場合は下余白を追加することで解決した。文字や暗い背景色と重なっても視認出来るように,半透明の白背景を付けた。
拡大ボタンはスクロール可能であることの目印としても効果的なので,これを活かして,スクロール完了時には透明度を上げ,それと分かるようにした。
これで,外観・操作感ともにデライトに調和した描写拡縮ボタンが出来た。描写部の高さ固定は一覧性を確保するために必要なものだったが,用合い上の弊害も小さくなかった。陰影付きスクロール,最大化アイコン,そして描写拡縮ボタンによって,ようやくこの問題が解決した。
輪郭複製機能も課題としてずっと考えていたが,用合い上の難しさがあった。
ボタンを押すことで複製輪郭が出来る,というのは使用頻度を考えると誤操作の懸念の方が大きい。となると,目立たないように置くしかない。かといって,操作手順が増えると,選り手を開いて写し貼りするのと大差ない。
簡単に握接出来て,なおかつ制御しやすい用合いが必要だった。ここで,「知名・描写を複製して新規描出フォームに移動するボタン」があればいいことに気付いた。これなら,自輪郭に常に表示しておいてもいいだろう。
輪郭ページと知名選り手以外の知番輪結に最大化アイコンを追加していったん終了。小さい変化だが効果は大きいだろう。
中景輪符の知名輪結・知番輪結の役割は動かしようがない。旧デルン実装では,知名輪結で輪郭ページに飛び,再検索用に ? の輪結を置いていたが,再検索は多用するので直感的な方がいい。輪符における知名と知番の役割から考えても,単純性を保ちつつ整合性を取るとこの形になってしまう。問題点として,初心者にはそれぞれの役割が分かりにくかった。
他方,高さ固定を解除する方法が分かりにくいという問題もあった。最近,最大化アイコンを使った輪結をどこかに置くことを考えていたが,知番輪結と同じ機能を別の輪結に持たせると混乱を招く。結局,知番輪結が固定輪結であり特定の輪郭に注目する機能を兼ねている,ということを自然に学べる用合いが望ましい。ということで知番輪結の一部であることが分かるようにした。
これによって,知番輪結の機能が分かりやすくなり,知名輪結との機能の違いも発見しやすくなるだろう。
最近の一日一文で,読者が高さ固定を解除する方法に気付きにくいという問題が尚更気になっていた。動的に解除する手段も考えているが,これはこれで先々でも使えるだろう。
第零番節の省略,自我知番の省略が可能になることで知番が目立たなくなるが,これで丁度良い感じになりそうだ。3月31日の開発で輪郭ページと前後景検索ページの外観が変わらなくなったため,新しい目印としても丁度良い。