デライト高速化,KNEST 隠し実装,KNEST::cch_
実装。
{成功 K#F85E/0560}

KNEST::cch_
実装}{進捗記録}{KNEST 隠し実装}{デライト高速化}{進捗時限記録}...第二次知番改良,早朝出振るいの成功で第零番節の削除は完了。作業は円滑に進み,再稼動後も安定して軽快に動いている。
やはり,これだけでも大分すっきりして見える。見た目だけでなく,8日の方針転換からわずか7日間で,知番周りの実装も様変わりした。第零番節を扱っていた交度や出場の定義を削除したことで可読性が大きく向上し,出与えとしても軽量化出来た。12日の整理も大きく貢献して,出場周りの保守性は劇的に改善した。これは「第零番節の省略」だけではありえなかったことだ。
さらに,出場との関わりが深い機能実装や高速化の作業方針にも良い影響を与えている。「第零番節の削除」への転換は全体として大成功と言っていいだろう。
第零番節は単に無視するようになったため,これまで通り第零番節付きの知番も扱える。とりあえず輪郭の正規 URL は第零番節無しで設定出来ているので転送などは後回し。
自我アイコンの分割格納方式への移行もいったん後回しにした。現状,K#F85E/
への疎輪結 K#9-F85E/
を作って,保存時・握接時に一律 9-
付きで処理するようにしているだけ。
最後に rgx_T::rpl()
の引数順序変更(第1引数を置換元文字列へ)を完了し,問題ないことを確認して実作業は完了。
手定め環境ではかなりの高速化が見られたものの,本番環境では出場との通信などがボトルネックとなり劇的な体感速度向上とはならなかった。これは今後の課題だが,それでも最近の機能追加でやや重くなっていたのがやや軽くなった程度の体感はあり,論組として高速化しているのは確かなので高負荷耐性は向上している。途中で期待感が上がってしまったので少し残念ではあるが,当初の期待通りではある。
仕上げの見込み日数は長くて数日,希望的観測で1日だったのが実質1日半だった。交度整理も大きく進み,保守性の向上なども含めれば成功と言っていいだろう。
昨日,脳爆発気味だったせいか,少しぼーっとしてしまった。それなりに収穫も大きかったので仕方ない。
ここ一週間ほど,また少し心境の変化を感じている。やはり「デライトの歩み」のせいだろう。あの文章を書きながら,これまでの達成の重みをより強く感じるようになった。それは良いが,これからの達成もより重く感じるようになった。
サービス経営の観点から言えば,デライトの問題はいま,用者数が伸びないことだけに絞られている。それ以外は限りなく理想に近い状態にある。つい先日まで,この問題は新生デライトの完成が解決するだろうとほぼ確信していた。つまり,新生デライトの完成がデライトの完全な成功そのものだと思っていた。そしてそれは,希哲館事業が未曾有の成功を収めることを意味している。
ただ,これまでの歩みを振り返っているうちに,少し不安になってきた。わずか15年の事業で,そんな成功がありうるのだろうか。事の大きさを考えると非現実的な早さだ。成功の大きさに苦労が見合っている気も全くしない。作り話のようなとんとん拍子だ。
書きかけではあるが,あの文章で書いたことが,思いがけず自分を動揺させている。
理論や技術として完成させられるかどうかは時間の問題だと考えていた。本当の問題はその先にあった。地動説にせよ進化論にせよ,世界の見方を大きく変える考えには無理解や反発が付き物だ。常識を越えた考えであればあるほど,その壁は大きくなる。(後略)
確かに,最初の葛藤に陥いった原因は,輪郭法を理論や技術として完成させることの難しさではなかった。常識を変えることの難しさだ。これを現状に当てはめれば,新生デライトの完成を過信してはいけない,ということになる。
だからといって,やることが大きく変わるわけではない。一日一文に想定以上の時間を割いたのも,この理屈でいえば正しかったことになる。ただ,心構えは少し変える必要があるのかもしれない。