「クラーケニング」(英語:krakening)とは,情報(データ)処理環境を大胆に,時には破壊的に統合する事である。宇田川の造語。
整理すべき膨大な情報を持っている時,柔軟性・許容性の高いシステムを,抗いがたい「クラーケン」(kraken,海の怪物)に見立てて情報を投入していく。
整理法において「捨てること」は重要とみなされているが,惜しみの感情がしばしばその邪魔をするので,「怪物」に食われつつその怪物を育ててしまえという捨て身半分の考え方。
昨日の日記をまとめながら,最近ぼんやりと感じていたデライト収益化への新しい道筋が明確に思い描けるようになった。
待ちでもあり攻めでもある,いわば「渦」で巻き込んでいくという戦略が考えられるようになっている。これが「黄金循環」と密致するのも不思議な感じだ。
このイメージから,デルンの実用化当時使っていた「クラーケニング」という用語を思い出した。このまま黄金循環が加速し続ければ,インターネットを引きずり込むクラーケンになるだろう。
新しい希望も出来たところで,4月1日をデライト収益化の努力期限とすることにした。11月1日は必達期限のまま据え置く。
デライトの春というよりは希哲館の春というべきか,毎年のように期待した最高の春が14年目にしてようやく訪れるかもしれない。
デライト宣伝に関しては,極力,5分でも1ツイストでも朝昼晩欠かさないようにすることにした。これまでの暗黙宣伝にせよツイスト宣伝にせよ,ある程度まとまった時間を要したため忙しいと機会を逃してしまうことが多かった。
情報を消化することの難しさを実感している。
現代の技術で作り出せる最高の道具を手にしていても,ここまで時間がかかるとは思わなかった。進んではいる。終わりも見える。しかし,あまりにも長かった……。
「丸呑み法」(まるのみほう)は,クラーケニング(krakening)における方法の一つである。
一つ一つの事項を描出化していくこと(消化)ではなく,適当なまとまりを一つにまとめて描出することを指す。消化するには時間がかかりすぎる場合,このような方法で「胃袋」に入れておけば保存や検索の面で迅速に一元化できる。
宇田川が自身の持つ膨大な記録をクラーケニングする際,苦心の末に編み出した手法。