「空気を読む」だって言語行動を介さずにやっている行動の一種じゃないかな。具体的な行動に翻訳すれば強化/弱化/消去のような手続きによって生じたり生じなくなったりした結果、空気を読んでいるように見えるだけではなかろうか。

{あれK#9-D657/A-0CBF}

{あれK#9-D657/A-B04C}
ヒトが普段している行動のほとんどは他の動物と変わらないシンプルな行動の原理によって制御されているのに、ちょっと言語行動とかルール支配行動ができちゃうせいで、ヒトの行動のほとんどが他の動物とは全然違うのだと誤解されちゃう。
https://mastodon.tojo.tokyo/@tojoqk/105978856016102704
ほとんどの脊椎動物は顎を持っているというような脊椎動物に共通する特徴がヒトにもあるというような話は受け入れられるのに、行動の話になると途端に受け入れられなくなる問題について話してる

{行動分析学の刺激関連用語 K#9-D657/A-DEC0}
ただし,ここでの「刺激」は自発的条件付けの後続事象であり,将来の行動の生起頻度に影響を与えるものを指す。
参考: https://mastodon.tojo.tokyo/@tojoqk/105851672849653556
正の | 負の | ||
---|---|---|---|
提示型 | 除去型 | ||
強化子 | 好子 | 嫌子 | |
弱化子 | 罰子 | 嫌子 | 好子 |
参考: https://mastodon.tojo.tokyo/@tojoqk/105851171273336643
用語が分派している背景
行動分析学は理論は単純なのに常識から外れすぎているからか正確に理解するのがあまり難しすぎ、かつ行動分析学自体が行動を制御する実践的な分野なので行動分析学を学習しやすいように用語を改善する機運が生まれやすいのかも。

{自発的条件付け実験房 K#9-D657/A-9409}
operant conditioning chamber
日本語圏だと「Skinner箱」というのが一般的らしいが,非属人・相対的命名法を採り,「自発的条件付け実験房」とする。

{行動分析学では「動機」を否定する K#9-D657/A-BCBB}
行動分析学の話をするときはそもそも「動機」という言葉を使わないですね。いわゆる内的な動機も外的な動機も別の視点から見ます。「やる気」が原因ではなく行動の直後に生じている事象が原因だと考えます。内的な動機だと思っているだけで単に環境の中にある外的な要因を見落しているだけかもしれません。
オペラント行動に限定して例を上げます。
たとえば、内的な動機で「勉強をする」という行動が自発的に生じているように見える場合は、目に入る刺激自体が強化子(直前の行動を強化する因子、この場合は単に予想しているだけで実験をしていないので仮定の強化子)として機能していると推測できそうです。また、勉強が終わった後にテレビを見たりデザートを食べるようにしている場合には、行動の原因はテレビやデザートかもしれません。
実際に実験しないと正しいか分からないので仮定の話では結論を出すことはできません。例の「計画表を紙に印刷する」についてですが、計画通り行動を実行できたときに印刷された計画表にチェックする運用をした場合は計画表にチェックすることが強化子として機能し、計画通りに実行できた行動が強化される可能性がありますね。
https://mastodon.tojo.tokyo/@tojoqk/105841160000692987
なお,「確立操作」のことを「動機づけ操作」と呼ぶこともあり,どちらの用語が適切かは議論の餘地があるらしい。
接触元: https://mastodon.tojo.tokyo/@tojoqk/105841160000692987
