まず、ツイートのような短文投稿は構造や題名を必要としません。アウトライナーやウィキで個別に管理するのは難しいです。かといって後から構造化や関連付けが出来なければ KNS にならないので、Evernote 的なアプローチだけでも十分ではありません。各投稿を容易に公開出来る必要もあります。

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デライト開発者がよく言うことですが、脳(の認知上の構造)は単なるネットワークでは説明出来ません。「階層的でもありネットワーク的でもある何か」それが我々の脳です。これを正しく構造化する術を人類は知りませんでした。

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デライトの輪郭構造は、階層的でもありネットワーク的でもある脳の構造をより統一的に表現出来るように、開発者が18年前に考案したものです。輪郭構造では、「ネットワーク状に交差する無数の階層構造」として脳を捉えます。

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アウトライナーのような階層型の情報管理にはよく知られた限界があります。立体的な構造を持つ情報の断面図のようなもので、視点の違う情報を一元的に扱えないということです。Roam Research はウィキと組み合わせることで、WorkFlowy はミラーでそれを克服しようとしています。

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そこで、SNS の構造・設計を作り替えてしまう、という方法があることに気付きました。つまり、知能増幅に繋がる個人知識管理サービスを SNS と結合することです。それがデライトの KNS であり、「メカソクラテス」たる所以です。万人の知の「産婆」をネットサービスとして実現するわけです。

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この種のツールは「第二の頭脳」と呼ばれるくらいですから、その粒度と構造の基準として脳以上のものはありません。要するに、脳に近い精度と柔軟性を持っているかどうか、が問題となります。ちなみに、脳に10万ページ相当の上限はありません。これは Evernote と脳が扱う情報の単位が違うからです。

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そもそも各サービスにおいて現実的に扱えるページ(相当)数というのは、そのサービスがどのように情報を捉えているか、その粒度と構造に依存します。その違いがページ数の違いになるわけです。従って、単位の違いこそむしろ議論の核心であると言っても過言ではありません。
