デライトは本格的に収益の上がるサービスになりつつあります。設計思想から技術から、何もかも世界に類をみないサービスとしては驚くべきことだと思います。これも全て皆様のご理解・ご協力のおかげです。本当にありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張っていきます。

デラング（Delang，delineation language）は、デライトで様々な知識を表現（描写，delineation）するために設計された軽量マークアップ言語です。その革新的核心は、輪符（輪郭符号）で「意味を埋め込める」ことにあるのですが、設計思想の話はまた今度にして、今回は具体的な使い方に焦点を絞ります。

実は、デライト市場戦略の中でついこのあいだまで無視していたのが Notion でした。当初、デライトは Roam Research を「仮想敵」としていました。一方、Notion は設計思想がかけ離れているという理由で試用すらしませんでした。その「違い」に後々救われることになるとは。

デライトと Notion は設計思想的に対極なので、色々考えさせられる所があります。Notion は皆が知っている形を様々に提供しますが、デライトは誰も見たことがない一つの形で様々な要求を満たそうとしています。

余談ですが、開発者は、ここでいう悟性を中心に発展した東洋思想を「悟りの文化」、理性を中心に発展した西洋思想を「語りの文化」と呼びます。デライトの設計思想には「東西思想の統合」という壮大なテーマも隠れています。今後そんな話もしていくかもしれません。では次回スレッドもお楽しみに！

いまこの分野で最も話題を集めている Notion にいたっては、デライト初期の市場戦略で完全に無視していました。設計思想が真逆で、少なくとも開発者が作りたいものではないと感じたからです。ただ、日増しに存在感が大きくなっているので、それはそれで大したものだなと思いながら見ています。

デライトも日々市場調査のようなことはしていますが、ユーザーの声などを類似サービスで並べて観察していると、やはり Notion は群を抜いて「愛されている」感じがあります。実は、デライトでは設計思想が違い過ぎるという理由で Notion をほぼ無視していたのですが、これで考えを改めました。